続き
10年が経った頃
青弓碧真
(あの事件から10年ちょうどか…。)
青弓碧真
…俺、もう26か…。
青弓碧真
(無駄にでかくなったな…本当に、無駄に。こんなでかい図体しておいて、未だに立ち直れなくて、毎晩泣いて…本当に…)
青弓碧真
弱いな…俺…。
和中蒼一郎
青弓。これお前の仕事だと。
青弓碧真
わかった…。その前に…少しコーヒーを飲んでくる。
コーヒーを注ぐ
青弓碧真
砂糖…。あった。
青弓碧真
…しょっぱ。
和中蒼一郎
青弓。それ塩。
青弓碧真
…ほんとだ。
数時間後
青弓碧真
すっかり暗くなってしまった…。…帰る前に…少し、コンビニに行こう。
青弓碧真
えっと…ここを曲がって…
卜ヶ咲藤弥
はぁ…はぁ…きっつ…
青弓碧真
…?
ドンッ
卜ヶ咲藤弥
った!
青弓碧真
あ…大丈夫か?
だいぶ飛ばします。気になる人は「君に救われた結果。」を見てください。
青弓碧真
…ゼリー買ったし…帰るか…。
青弓碧真
それにしてもあの少年…大丈夫だろうか…。
青弓碧真
まぁいい。あの子は強そうだ。帰ろう。
青弓碧真
…ただいま。
青弓碧真
(未だにこの家に住んでる。母と桃香を…俺は忘れちゃ行けないから。)
青弓碧真
シャワー…朝でいいや。寝よう。
夜1時
青弓碧真
っ…ごめん…助け、らんなくて…
青弓桜子
なんで置いていったの。
青弓桃香
あたちたちがいたいいたいなってるのににーちゃはおいていったの?
青弓碧真
…ごめ、ゆるして、おれが、っ…おれがわるいから、ごめん…おれが、やさしく、できなかったから、
青弓碧真
っ!
青弓碧真
はぁ…はぁ…き、きもちわるい…。
青弓碧真
っオエ゛ッ…〜〜ッ…
青弓碧真
(吐いても、もやもやは消えない。苦しさしか、残らない…。)
青弓碧真
くち、ゆすがなきゃ
青弓碧真
……。
青弓碧真
母さん、桃香…。ごめんね、…。また、……母さんの子供で…桃香の兄ちゃんで…居たい…。
青弓碧真
すぅ…すぅ…
ここで終わり。また次回で。おつとーふ