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次の日
20時
レウクラウドの親は"買い物"に行くと言っていまだに帰ってきていない レウクラウドは知っている
"買い物"に行く時は、明日の朝まで帰ってこない レウクラウドは久しぶりに外に出た
家の近くには海があり、1人の時はよくそこに遊びに行っていた
靴を脱いで、裸足のまま波打ち際へと足を踏み出す
ザブ……
冷たい それだけの感覚が、逆に新鮮だった
レウクラウド
水が足首に触れるたび、少しだけ呼吸が整っていく 家の中の“重さ”とは違う
ここには、押しつぶしてくるような視線も、声もない ただ、海の音だけがある
ザァァ……ザァァ……
その音に紛れるように、背後から声がした
???
レウクラウド
肩が跳ねる 反射的に距離を取ろうとして、足が水を蹴った
レウクラウド
振り返ると、そこに立っていたのは軽い笑みを浮かべた男だった 夜の空気に馴染まないほど、どこか柔らかい雰囲気
???
レウクラウド
コンタミ
コンタミ
軽い調子 それなのに、妙な圧がない
レウクラウド
コンタミ
コンタミ
レウクラウド
コンタミ
その呼び方は、殴る声でも、罵る声でもなかった ただ“名前”として扱われているだけの響き
レウクラウドは少しだけ目を伏せる
レウクラウド
コンタミ
コンタミ
その質問に、レウクラウドの指がわずかに止まる
レウクラウド
コンタミ
一瞬だけ、コンタミの表情が変わる 驚きというより、状況を測るような静かな間
コンタミ
レウクラウドはすぐに答えられなかった 「遊ぶ」という言葉の意味が、少し遠かったからだ
でも、目の前の存在は怖くなかった 少なくとも“今までのもの”とは違う
レウクラウド
小さな声 それが夜に溶けていく
コンタミ
その言葉とほぼ同時に
ぐ〜〜……
レウクラウドの腹が鳴った
空腹という感覚は、いつも後から気づくものだった それくらい、日常として放置されていた
コンタミ
レウクラウド
否定できない 隠す必要も分からない
コンタミは少しだけ笑って、ポケットから何かを取り出す
コンタミ
差し出されたのは、小さな飴だった 光を反射して、薄く透明な色をしている
レウクラウド
コンタミ
“食べ物”というより、“渡されたもの”だった それでも、手は自然に伸びる 恐る恐る口に入れる
次の瞬間
レウクラウド
甘さが広がる それは刺激ではなく、静かに染み込んでくる温度だった
知らない感覚 でも、嫌ではない
コンタミ
レウクラウドは一瞬固まってから、小さく頷く
こくり
その動作はとても小さいのに、確かに“意思”があった
コンタミ
波の音が二人の間を通り過ぎていく 時間の感覚が少し曖昧になるくらい、静かな会話が続いた どれくらい経ったのか分からない頃
コンタミ
空を見上げる仕草 夜は深くなっていた
レウクラウド
その言葉は、ほとんど無意識だった 初めて“自分から残したい”と思ったもの
コンタミ
コンタミは一瞬だけ目を細める それから、いつもの調子に戻して笑った
コンタミ
コンタミ
コンタミ
レウクラウドは何も言わず、ゆっくりと頷く
そして海から離れるように歩き出した 何度も振り返ることはしない
でも、足取りは来た時より少しだけ軽かった
コンタミはその背中を見送る
コンタミ
風が少しだけ強くなる
コンタミ
波の音に混じるように、独り言が落ちる そして、その声は少しだけ温度を失う
コンタミ
コンタミ
夜の海は何も答えない ただ静かに、同じリズムで波を返し続けていた
次回
400❤️ついたら書きます