殺し屋として、兄弟として

やっぱり最近じゃぱぱがおかしい

あまり笑わなくなったし ボーッとしてることが多くなった

まぁ、殺し屋なんて仕事してたら おかしくもなるか…

なんとかして元気づけたいなぁ…

俺が普段起きるのはじゃぱぱと同様七時

なぜかいつもより早く目が覚めてしまった

仕事がきているか確認すると 危険だけど報酬の高い依頼がきていた

ふと考えた

じゃぱぱには内緒でこの仕事に一人で行って 報酬を貰えば

サプライズでじゃぱぱを喜ばすなにかを 買えるんじゃないか

最近様子がおかしいじゃぱぱをあまり 任務に行かせたくないしな…

それに…

じゃぱぱがこんなことを呟いていた

たまたまじゃぱぱの部屋の前にいた俺は バッチリそれを聞いており

すごい戸惑った

じゃぱぱが…？死にたいって思ってる…？

そして、そのお金でじゃぱぱにプレゼント 買って

「生きたい」って言わせてやるんだ！

もう、俺がいるのに「死にたい」なんて 思わせないぞ！

そして俺はそのまま武器を全部持って 任務へ向かった

…しっかりじゃぱぱのアラームを OFにしてから

どんどん敵を倒していく

殺されないように今までじゃぱぱと 鍛錬してきたんだ

お前らなんかにやられるもんか

流石に大人数を相手にしたので 返り血を浴びまくりかすり傷を負ったが まだ大丈夫

あと…何人殺せばいいんだっけ……？

ヤバい数忘れた

まぁ、あと一人か二人くらいだろ

いかにも怪しい部屋に入る

気配は…ないか……

急に背中を切り裂かれた

それからは…圧倒的だった

俺は成すすべもなく一方的に攻撃されて

あちこち傷だらけになってしまったんだ

ｸﾞﾗ…

急に視界が揺れた

ﾄﾞｶｯｯ!!!!

まだいたのか…

さっき肩を怪我したせいで 右腕は上手く使えないし…

勝てるのか…？

ﾊﾞﾝｯｯ!

そのまま左腕も撃ち抜かれた

このままじゃ殺られる…！！

ﾄﾞﾝｯｯ!!!

敵は目の前で頭を撃たれて死んでいる

彼が敵を銃で撃ったらしい

急に撃たれて急に助けられて困惑しながら とりあえず先輩の指示に従った