警察
大丈夫かな?涼君
神谷涼
今日はどのようなご要件でしょうか?
警察
ははは、相変わらず堅苦しいと言うか、、、
警察
まぁ、今日は事件について話に来たんだ
神谷涼
犯人が捕まったとかですか?
警察
いや、それが事件は警察側の判断で強盗にあったことにしたんだ
神谷涼
犯人がみつからなかったからですか?
警察
、、、実はね子供に話すべき内容ではなくてね
神谷涼
お願いします
警察
、、、。
警察
実は、ご両親は凶器ではなく素手だけで殺されたようなんだが、、、その、人の力では不可能なほどご両親の遺体は凄まじいものでね
警察
言うならば、、、
警察
肉塊
神谷涼
、、、。そうですか
警察
まだ小さいのにこんなことを話してすまないね
神谷涼
すみません、、、警察は強盗事件でかたをつけたんですよね、
警察
あぁ、それが何か?
神谷涼
いいえ、ただ僕は何故殺せれなかったのかと思いまして
警察
、、、。それに関しては警察側も分からないんだ
警察
君は、ご両親のすぐ近くで倒れてたからね
警察
もしかしたら君が記憶を失ったのはご両親が殺される瞬間を見てしまったからとか考えたけどそしたら犯人は普通に君を、
警察
おっとすまない。恐ろしい話をしたね
神谷涼
いえ、
神谷涼
両親について捜査してくださりありがとうございます
警察
じゃあ、失礼させてもらうよ。どうかお大事にね
神谷涼
はい。お気遣いありがとうございます
雛菊瑞稀
あ、あの、、、お話終わったの?
神谷涼
う、うん。待たせてごめんね
雛菊瑞稀
その、今日は綺麗なお庭を見たから、、、
雛菊瑞稀
神谷君にも見て欲しくて、、、
神谷涼
うん。行こ
彼女に引っ張られながら病院の裏側まで行くと、満開に咲いた美しい桜が一本堂々となっていた。
神谷涼
うわぁ~
神谷涼
綺麗だ
雛菊瑞稀
ふふふ
神谷涼
あれ、、、僕変なこと言った?
雛菊瑞稀
ああ!えっと、、、ごめんなさい!なんだか神谷君病室と違って表情豊かでその、、、びっくりしちゃって!
神谷涼
そ、そうかな?
神谷涼
(幸せだ、、、)
神谷涼
雛菊さん!
雛菊瑞稀
きゃー!
?
お、、、俺の娘
雛菊瑞稀
知らない、、、た、すけ、、、て
大男の力が強すぎて彼女は息がまともに吸えてない状況だった
神谷涼
彼女を離しなさい!
?
俺の、、、娘、、、エリ、、、
神谷涼
彼女はエリなんかでも貴方の娘さんでもない!
?
違う!!違う!!違う!!違う!!違う!!
大男は俺の言葉に困惑を隠せずどんどんと彼女への負担がかかっていった
神谷涼
イイカラ
神谷涼
ハ ナ セ
雛菊瑞稀
神谷君!!
神谷涼
は!?
神谷涼
あ、れ?
雛菊瑞稀
今のうちに!早く逃げよ!
神谷涼
(何が、、、今、起こって、、、)
神谷涼
ごめん、、、何があったか思い出せないから教えてくれないか、、、
雛菊瑞稀
、、、。あのね、看護師さんがさっき来てね、助けてくれたの
神谷涼
、、、そっか、、、
それは看護師さんが近くにいなかったことと、彼女に引っ張られつつ振り返った先には、殴られてからかぶっ倒れている大男の姿
そして、、、全て思い出した。あの日、父と母をグチャグチャにした事を
神谷涼
(ヤットオモイダシテクレタカ)
神谷涼
(やめろ)
神谷涼
(スベテウマクイッテルジャナイカ)
神谷涼
(やめてるれ)
神谷涼
(ナァ、サッサトオレト)
神谷涼
(カワレヨ)
雛菊瑞稀
大丈夫だよ、
神谷涼
カタルシス
雛菊瑞稀
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雛菊瑞稀
は、恥ずかしいのでやめて欲しい、、、
顔を真っ赤にしている彼女に俺はいつしか見とれてしまった
だから、、、どんなことからも彼女を守りたいと思った