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ぽての💜🔮🫧
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ぽての💜🔮🫧
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よく、雨が振る日のことだった。
白
土砂降りの日には、決まって昔のことを思い出した。
ベランダに締め出されて、寒さに凍えて丸まりながら眠りにつこうとしたあの日。
結局熱出してもっと怒られたんやっけ。
雨が嫌い。
だからこそ、
快晴のようないむくんが好き。
僕は真っ直ぐに愛を表現できない。だから僕は僕なりに、密かに恋心を抱けていれればよかった。
そんな僕の目の前で起きている光景は、信じ難かった。
白
階段で抱き合う、いむくんとまろちゃんの姿。
目に映った途端、衝撃で頭が真っ白になった。
人気のない階段で、まろちゃんがいむくんを後ろから抱きしめている。
あぁ、ダメだ。
はじめから、僕に挑戦権なんてなかった。
水
気づけば、人気のない場所まで逃げていた。
驚くほど早かった足が、どっと疲労感に包まれる。
肩で息をして、浅い呼吸が器官をすり抜けようとするが、上手くいかなかった。
握りしめた拳が、ギチギチと音を立てる。痛みを孕むがそんなのお構い無しに握りしめていた。
白
そう、声が溢れた。
刹那だった。
赤
赤
赤
赤
涙で上手くピントが合わず、目の前に立っている人を上手く認識できない。
ただ、赤髪で、優しくて低い声で、同じくらいの背丈。
白
そう吐き捨てて、嗚咽を漏らしながら泣きじゃくった。
その間、りうちゃんは優しく僕を抱きしめて、頭を撫でてくれた。
赤
白
白
白
そう、やや俯きながら感謝を述べる。
すると、りうちゃんはまた僕の頭を一度撫でてから、優しい声でこう言った。
赤
赤
白
りうちゃんを見上げると、その顔は優しく朗らかに微笑んでいた。
赤
青
青
青
水
人気の無い階段で、互いに声を張り上げていた。
僕の腕を引っ張るいふくんと、その手から逃げようとする僕。
初兎ちゃんと目が合って、僕が半ばパニックになって焦っていたから、いふくんは僕を安心させるべく止めてくれているんだと思う。
だけど、僕のパニックなんてどうでもいい、今だけは。
青
水
水
水
白
水
水
水
たったひとりで、傘も持たずに土砂降りの雨に当てられていた初兎ちゃん。
その体は震えていて、パニックになっていた。
いつもの僕なら放っておくのに、なぜだか初兎ちゃんのことは放っておけなかった。同い歳に見えたからかな。
落ち着いた初兎ちゃんは、全部教えてくれた。
虐待されて育ったということ、
虐待を虐待だと知らなかったこと、
雨が怖いということ。
だから、雨の日は繊細でパニックになりやすくなるんだということ。
僕にだけ教えてくれた。
それは揺るがない“親友”の証で、
不滅の契りだった。
親友の、あの顔は放っておけない。
ダメな時の顔だった。
だから、だから追わなきゃ。
水
青
青
青
水
青
掴まれた手を、また強く引き寄せられる。
青
青
青
鋭い眼光に晒されて、言葉に詰まった。
いふくんがこうなったら止められないし、僕じゃ言い返せない。
だから小さく「わかった」と呟いた。
人気の無い校舎裏に辿り着くと、そこには目を覆いたくなる光景が広がっていた。
僕の親友が、僕の想い人に抱きしめられて、慰められている。
全てを察してしまった。
あの抱擁、あの笑顔、あの眼差し。
愛を孕まなければ、できるわけがない様。
青
水
水
水
無理矢理口角を上げて、上手く笑えもしないのに、歪に笑って見せた。
すると、いふくんは僕の肩にポン、と手を乗せる。
心配そうな、僕を気遣うような力加減。
ムカつく、いふくんのくせに。
泣きたくなるよ、本当にさ。
水
青
そんなに眉を下げて悲しむものだから、僕も釣られて悲しくなってくるじゃないか。
たかが失恋、されど失恋。
心を蝕む痛みを抑え込んで、ひと呼吸置いた。
コメント
4件
時差コメ失礼します🙏🏻 まじで尊くて尊くて尊くて尊くて尊くて(( 作者様のせいで他カプいけそうになっちゃったじゃないですかどうしてくれるんですか🫵🏻
ひぎゃぁぁ切ない😭ここからどうなるのか…楽しみです💖設定までちゃんと考えられてて尊敬です^ᴗ ̫ ᴗ^♩
ああもう……初兎ちゃんの雨の日の記憶、胸が痛すぎるよ……。虐待の記憶と雨が結びついてて、そっか、だから雨の日はあ♡♡♡んだね。りうちゃんの「可哀想な初兎ちゃん」って言葉が、優しいのか怖いのかわかんなくて、ちょっとゾクッとした。でもいふくんが必死に止めてくれるのが、めっちゃ好き。親友の想い人への片思いが交差する感じ、重いのに離せない……💔