ある街に仲の良い双子がいた。
親はいなく、2人で暮らしているらしい。
たが、2人は親がいない中の愛を知り、幸せだった。そんな日に…
綾音(あやね)
ふんっーあー!(大きく背伸びをする)おはよー 司
司(つかさ)
おはよー。
綾音(あやね)
大丈夫?具合悪いの
司(つかさ)
大丈夫!綾音のおかげで治ったよ!
綾音(あやね)
良かった〜💕
司(つかさ)
うん!
綾音(あやね)
あっ
綾音(あやね)
でも、念のためまだ寝ててね!朝ご飯作ってくるっ!
司(つかさ)
うん。ありがと〜💕
綾音(あやね)
(*´꒳`*)
階段を降りてリビングに行く
綾音(あやね)
わぅ。
バタッ
綾音(あやね)
いったたた…
綾音(あやね)
あれ?こんなところにツエなんて置いたっけ?まぁ、いいや
そのツエを取ろうとした瞬間
ふわぁー。
綾音(あやね)
え!?ツエきえた!?怖!
悪
はっははは!
綾音(あやね)
ん?誰?
綾音は目を尖らせて刃物を手に取る。
悪
まぁ、そう焦んなや
綾音(あやね)
チッ。誰だよ
悪
俺は悪魔だ!お前の弟を連れ去りに来た!
綾音(あやね)
はっ…!?
悪
どこにいるんだ?まぁ、聞かなくてもわかるけどな笑
綾音(あやね)
や、やめて!
悪
黙れ!
綾音(あやね)
わうっ!(痛い…え…なに…これ…?)
悪
呪いだよ!これを弟につけて、もう動けなぁ〜い はっはつわはー!!
綾音(あやね)
(…やだ。やだ!やだ!やだ!!)
綾音(あやね)
なんで、私の弟なの?私じゃダメなの?
悪
俺は女に興味ないんだなー笑
司(つかさ)
騒がしいね どうしたの?
綾音(あやね)
司!だめ!来ちゃだめ!
悪
これが弟か〜
司(つかさ)
…え?
悪
どうだ?動けねーだろ
司(つかさ)
なんで!?
悪
うるせー奴らだなぁ!!!イラついてきた。ここで殺してやるよ!
悪は消えたツエを手に取った。明らかにやばい呪いがかかったもの…。
それを司に振りかざした。
司(つかさ)
え_…。
キュウイーーーン!!
悪
ははっ!!これで終わったな!姉のくせに使えねーな 口だけじゃねーか… あ?
司(つかさ)
あ、綾音!
綾音(あやね)
ぃぃ。
悪
あ?なんつったぁ?
綾音(あやね)
いい!司が死ぬくらいなら私が死んだって!
悪
はっ!そうか!じゃあ死ねよっ!
綾音(あやね)
ぐわっ。
司(つかさ)
あや…ね?
綾音(あやね)
でも
綾音(あやね)
このまま死んだら、司がなにされても私はどうすることもできないじゃんか!
綾音の目が光る。赤く赤く。光る
一瞬のことだった。
悪
う、ぐおぉ、!!
綾音(あやね)
司に謝れ!大切な物を壊してすみませんでした!って!謝れよ!できねーのかよ!やれっつってんだよ!
すわぁー。
綾音(あやね)
チッ。死んだのかよ
司(つかさ)
綾音…!?
司(つかさ)
だ、大丈夫?
バタッ。
司(つかさ)
え、あっ、あやね!!
気付いた時には悪魔は消えていた。