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アイビー

はぁ、はぁ、はぁ

あぁ…私は死ぬのだろうか

一輪の花のように、もう一度 ー1話ー

ザワザワ

突然の事だった

"お父様の死"

アスター

リチャード!

アスター

リチャード!!

アスター

あぁぁ"

アイビー

・・・

母は血だらけのお父様を前に泣き叫び

私は何も言えぬまま立ち尽くす

アイビー

・・・

ルイス

アイビー

ルイス

お父様の死は

ルイス

あまり…気にするな…

ルイス

お前は、よく寝て、よく食べて

ルイス

普通に生活していればいい

ルイス

頼んだぞ

ルイスお兄様

お父様の死は忘れ

生活を営め…と

彼はその後、死体でさえ帰らぬまま

『頼んだぞ』その言葉を最後に残した

ザビエル

アイビー

ザビエル

お前は、何も考えなくていい

いつもいたずら好きだった

ザビエルお兄様の顔はこわばっていて

帰った時には

アスター

ザビエル

アスター

あぁぁ"

アスター

どうして…

今までにない

心臓がもぎとられるような叫び

アイビー

お母様…

アスター

ビグ

アスター

パシ

アスター

見ちゃ駄目!!!

アイビー

…!!!

アイビー

お兄様はどんなめにあったのか

骨はねじ曲がり

原形すらなかった

それ以来お母様は体調を崩していった

アスター

おぇっ

アイビー

・・・

戦争で銃弾の音や悲鳴が響きつづけても

お母様から離れなかった

そしてお母様は"亡くなった"

『アイビー…どうか、どうか、あなただけは…幸せになって…』

もう幸せにかんかなれるわけないのに

涙は流れ続けた

ポタポタ

アイビー

・・・

ザー

死体のないお墓を作り

"笑った"

今までにない程の笑顔で

家族を思い

謎の少女

素敵な笑顔だね

アイビー

ビグ

なぜかその時死を予感した

死なんてとっくに覚悟していたのに

謎の少女

君にいいことを教えてあげる

謎の少女

3年後の今日、

謎の少女

また、ここに来なさい

謎の少女

褒美をあげるから

謎の少女

その笑顔をもっと見せておくれ

謎の少女

君が世界を変えるんだ

謎の少女

そして

謎の少女

愛されなさい

謎の少女

"一輪の花のように、もう一度"

あの日から戦争はおさまったが

それから3年間は地獄の日々だった

引き取られた所の公女

アイビー!

引き取られた所の公女

早く掃除しなさいよ

アイビー

・・・

引き取られた所の公女

返信は?

アイビー

は…い

待女

アイビー様

待女

お食事のご用意が出来ました

待女

どうぞ

ガチャーン

ベチョ

アイビー

・・・

アイビー

パクパク

待女

クスクス

食事はまともにくれず

それでも生きるには食べるしかなかった

3年後またおの場所に行き

"世界を変え"

そして

"一輪の花のように、もう一度"

アイビー

はぁはぁはぁ

あぁ、何故あの事を思い出すのだろう

私は3年間耐え続けた

でも戦争がまた、始まってしまった

誰もが恐れる恐怖がまた

結局あの場所に行けぬまま 死んでしまうのだろうか

アイビー

はぁはぁ

アイビー

…!!!

奇跡だった

走った先にあったのは

あの日謎の少女に出会った場所

アイビー

はぁはぁはぁ

謎の少女

やっと来た

謎の少女

覚悟はできているようだね

謎の少女

さぁそろそろ準備を始めよう

謎の少女

君が世界を変えるため

謎の少女

そして一輪の花のように、もう一度愛されるために

謎の少女

パァ

アイビー

!!!

その光はまるで

未来を照らすように真っ直ぐと

私の胸元のペンダントを照らした

そしてゆっくりと目を閉じた

アイビー

パチ

アイビー

おぎゃあー!!!

お…おぎゃあ?

おぎゃあですって?!

つづく

一輪の花のように、もう一度

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