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TaniYuukiと彼女と。

14 - 第14話 僕の夢物語(Yuuki side)

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2024年06月14日

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TaniYuuki

うわっ、どこここ。

誰もいない高原。 終わりの見えないどこまでも続く広さ

TaniYuuki

◯◯〜?

呼んでも誰もいない。 ただひたすらに歩き続ける

TaniYuuki

うわっ、眩しい…

 

…き…

TaniYuuki

え?

 

ゆう…き…

光の先から声が聞こえる。 誰かが自分の名前を呼ぶ声。

どれだけ必死に追いかけても届かないその光、 でも辿り着きたい。 その先に何があるのか。

TaniYuuki

届かない、届きたい、

 

アーティストになる?なれるの?笑

 

売れないんじゃないの?笑

あぁ、聞こえる。周りで嘲笑う声が。 ダメなのかな、向いてないのかな そんな声が後ろから聞こえてくる でも、光の先からは確かに聞こえる

TaniYuuki

何かが俺を呼んでいる、誰かが待っててくれている

 

ゆうき…Yuuki…

そっと目を開く。 そこには数えきれない人がいた。

お客さん

TaniYuukiー!

TaniYuuki

あぁ、これが光の先か…。

◯◯

ゆうきー!

TaniYuuki

◯◯まで…

24歳で売れなかったら諦めると両親と約束した シンガーソングライターという夢。 僕だけが創れるTaniYuukiという世界。 後悔なんてない。誰になんと言われようと この選択を決めたことで沢山出会えた人がいる

TaniYuuki

夢物語だけで終わらせられないよな。

今ここに俺が立つ意味。 それは紛れもなく、自分の為ではない、

TaniYuuki

貴方に届いて欲しい。

TaniYuukiと彼女と。

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