TaniYuuki
うわっ、どこここ。
誰もいない高原。 終わりの見えないどこまでも続く広さ
TaniYuuki
◯◯〜?
呼んでも誰もいない。 ただひたすらに歩き続ける
TaniYuuki
うわっ、眩しい…
…き…
TaniYuuki
え?
ゆう…き…
光の先から声が聞こえる。 誰かが自分の名前を呼ぶ声。
どれだけ必死に追いかけても届かないその光、 でも辿り着きたい。 その先に何があるのか。
TaniYuuki
届かない、届きたい、
アーティストになる?なれるの?笑
売れないんじゃないの?笑
あぁ、聞こえる。周りで嘲笑う声が。 ダメなのかな、向いてないのかな そんな声が後ろから聞こえてくる でも、光の先からは確かに聞こえる
TaniYuuki
何かが俺を呼んでいる、誰かが待っててくれている
ゆうき…Yuuki…
そっと目を開く。 そこには数えきれない人がいた。
お客さん
TaniYuukiー!
TaniYuuki
あぁ、これが光の先か…。
◯◯
ゆうきー!
TaniYuuki
◯◯まで…
24歳で売れなかったら諦めると両親と約束した シンガーソングライターという夢。 僕だけが創れるTaniYuukiという世界。 後悔なんてない。誰になんと言われようと この選択を決めたことで沢山出会えた人がいる
TaniYuuki
夢物語だけで終わらせられないよな。
今ここに俺が立つ意味。 それは紛れもなく、自分の為ではない、
TaniYuuki
貴方に届いて欲しい。







