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いつものようにフェンスに登り口を開く優那
中西 優那
心地が良い優那の声
佐野 万次郎
中西 優那
佐野 万次郎
優那の口癖は『海月になりたい』
佐野 万次郎
中西 優那
振り向く優那の目の奥にはどこか寂しさがあった
ニカっと笑う優那の笑顔は偽物のようだ
佐野 万次郎
佐野 万次郎
中西 優那
佐野 万次郎
転校生が俺の学年に来ると情報が入っていた
そしたら見たことのない1人の女の子が声をかけてきた
中西 優那
佐野 万次郎
中西 優那
この上履きの色ってことは
佐野 万次郎
中西 優那
佐野 万次郎
佐野 万次郎
中西 優那
中西 優那
佐野 万次郎
俺はこの時から優那が好きだった
優那side
初めての学校だったし場所も把握してるわけない
職員室に挨拶をしに行かなきゃいけないのに と思い声をかけた
中西 優那
佐野 万次郎
ニコッと笑う彼の笑顔が眩しかった
中西 優那
彼は私の上履きをチラッと見た
佐野 万次郎
中西 優那
佐野 万次郎
佐野 万次郎
中西 優那
中西 優那
佐野 万次郎
この時は私は彼に一目惚れした
佐野 万次郎
中西 優那
なんで?なんでなんだ?
いつも優那は笑顔だけど偽物なんだ、
何かを抱えているかのような感じの眼
佐野 万次郎
中西 優那
佐野 万次郎
中西 優那
エマに話を聞かせると思った俺がバカだった
中西 優那
靴を揃えて礼儀正しく入る優那
佐野 万次郎
佐野 万次郎
佐野 エマ
エマと優那は面識あるし 仲良くするだろうと思ってそうした
楽しそうな2人が見れてよかった
あれから数時間後
佐野 万次郎
純粋にそう思っただけだった
佐野 万次郎
中西 優那
佐野 万次郎
佐野 万次郎
中西 優那
俺は夜の街をただバブで走り続けた
だって好きなやつと海行けるとかさいこーじゃん
それで今優那をケツに乗せて走ってる
中西 優那
中西 優那
佐野 万次郎
中西 優那
優那side
海にまんじろーとこれてよかったって気持ちと
ここなら死ねるって気持ちが喧嘩をしてる
ここで死のうか生きようか
私は決めた
中西 優那
佐野 万次郎
中西 優那
佐野 万次郎
中西 優那
中西 優那
佐野 万次郎
中西 優那
中西 優那
万次郎side
優那が海月になりたい理由を話したのは初めてだ
声が震えてた
佐野 万次郎
中西 優那
佐野 万次郎
佐野 万次郎
優那side
その言葉に手がぴくっと震える
中西 優那
わたしは風に揺られながら海に向かって歩く
佐野 万次郎
佐野 万次郎
中西 優那
中西 優那
中西 優那
中西 優那
最後に見えたのは泣くまんじろーだけだった
まんじろーを最期に見れたなら後悔はないよ
さよなら。わたしの愛くるしい人
万次郎side
5年後
俺は優那がいなくなってからもずっとここにきてる
佐野 万次郎
佐野 万次郎
なぜ優那を止めなかったんだろう
でも唯一わかったのは 優那の解放させてと言っているような眼
佐野 万次郎
佐野 万次郎
俺も優那と同じ海月になれますように
そして次人間に生まれ変われたら優那に気持ちを伝える
なんとしてでも見つけ出す。
まんじろーも 海月になって一緒に暮らしてるらしいですよ
end