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癒先〇〇

可愛いの買えて嬉しー

五条悟

そりゃよかった

癒先〇〇

持ってくれてありがとうね

五条悟

まあそれが目的だから

大して重くない紙袋を片手に、

軽くショップを回る。

五条悟

( こうしてると恋人みたいじゃね? )

と、内心飛び跳ねてる。

癒先〇〇

あ、

五条悟

ん?

と、ゆっくりと進む足を止める。

俺も一歩遅れて止まって、

〇〇センセーが見る方を覗いた。

そこはアクセサリーショップ。

ショーケースには少し値段が高めの、

ブレスレットが二組。

癒先〇〇

可愛い…すごく私の好み

癒先〇〇

あ、でもペアアクセサリーかぁ

癒先〇〇

こーいう時独り身は困るよねぇ

はぁ、と肩を落とすセンセー。

俺はそんなセンセーを見て、

手を引いて店に入った。

癒先〇〇

え、どしたの五条君

五条悟

すんません、このブレスレットください

癒先〇〇

え!?

目を丸くして驚く〇〇センセー。

店員がショーケースから出してる間、

センセーはワタワタと慌てる。

癒先〇〇

ちょ、五条君!?

五条悟

気に入ったんだろ?

癒先〇〇

でもペアアクセサリーだし
付ける相手が…

五条悟

俺がいるじゃん

癒先〇〇

一層目を丸くした〇〇センセーは、

少し考えたあと、口を開く。

癒先〇〇

んぐぐ…確かに可愛いし…

癒先〇〇

み、皆にはナイショね?

五条悟

分かってるっての

癒先〇〇

えへへっ

「どうなされますか?」

五条悟

買います

「かしこまりました」

金は本当は俺が出したかったんだけど、

「付けてもらうんだから」と、

センセーが譲ってくれなかった。

付けたくて付けるのに。

ってか「ラッキー」 くらいに思ってるのに。

俺らの元へ来たブレスレットは、

丁寧に布袋と小さな箱に入っていて、

センセーはそれを見て、

それはそれは嬉しそうに微笑んだ。

秘 密 の 保 健 室 ラ ン デ ヴ ー

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