TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

前回の続き

以上

スタート

🥽

いやー、今日の撮影も良かったな!

🥽

(早く帰りたい、皆と居たくない)

💻

あの、はるさん

💻

話したいことがあるので一緒に飲みに行きません?

⚾️

えー!?

⚾️

2人でいくのずるい!

💻

いや、でも……

🥽

悪いなそろもん

🥽

今回はあすたと行くよ

🥽

また今度みんなで行こうな!!

⚾️

うーん、

⚾️

わかったッピ!

☕️

それでは、そろもんくんは僕とカラオケにでも行きますか

⚾️

やったー!!

⚾️

行くっぴ!

🥽

俺ちょっとトイレ行ってくるわ

和気あいあいとした空気に耐えきれず

1人、廊下に逃げた

ポケットにカッターを入れて

👓

……

🥽

……なんで俺はこんなんなんだろうな

🥽

なんで、生きてるんだろう…

🥽

なんで、たまアリを目指してるんだろう

誰かに聞かれてるかもなんて

気にする余裕もなく、

自分の胸の内を独りで呟きながら

腕を赤く染めていた

👓

……っにやってんだよ!

🥽

う、た……?

気が付くとカッターは遠くへ飛ばされていて

俺の手はうたに掴まれていた

🥽

なんでうたがいるんだよ、

👓

はるてぃーが!

笑ってないからだろ

🥽

……え?

🥽

うた、何言ってんだよ

🥽

俺はずっと笑ってるだろ?

🥽

さっきだって、撮影中だってずっと…

👓

じゃあこの腕はなんだよ!

👓

あすたがずっと気にしてるのはなんでだよ!

👓

俺が!

👓

たくぱんたちから何も聞いてないとでも思ったのか!?

🥽

👓

卒業ライブの後、

👓

たくぱんに言われたんだ

🎤

うたくん、今いい〜?

👓

たくぱん?

👓

大丈夫だけど

🎤

ライブお疲れ様

🎤

これ、缶コーヒー

👓

お、さんきゅ

👓

それで?

👓

なんか遺言でもあんの?

🎤

遺言てw

🎤

まだ死ぬ気は無いよ

🎤

ただまあ、

🎤

メメントリに遺言って意味だと確かにそうだね

👓

まじかよ

🎤

うたくんさ、

🎤

はるてぃーのこと支えてやってよ

👓

え?

🎤

はるてぃーはさ、みんなの前だと

🎤

俺が頑張らなきゃ!って気を張っちゃう奴なんだよ

🎤

って、流石に知ってるか

👓

うんまあ、そういう奴だよな

🎤

でもさ、

🎤

その分、撮影外で不安定になることがあるんだ

🎤

はるてぃーがあんまり夏に遊びたがらない理由知ってるか?

👓

そういや聞いたことねぇな

🎤

腕、見せたくないんだ

👓

……は?

🎤

うたくんには言わないでって言われてたんだけど

🎤

誰にも知られてなかったら

🎤

気付かないうちに居なくなっちまいそうでさ

🎤

はるてぃーは、

リ○カしてるよ

👓

ッまじかよ、

🎤

今はしてないけど

🎤

うたくんが入る少し前かな?

🎤

伸びが悪くなったり、

🎤

はとねが加入しなかったりで

🎤

結構アンチが湧いたわけよ、

🎤

そのコメントをいつもはるてぃーが1番に見て

🎤

俺らが気付く前に消してって

🎤

してたらしいんだけどさ、

🎤

たまたま

🎤

実写撮影の時に血だらけのティッシュが入ったゴミ箱を見て

🎤

山田が詰めたんだ

🎤

そしたらはるてぃーが叫び出して

🎤

近くにあったカッターで思いっきり自分の左腕に押し付けて

🎤

血が流れ出して

🎤

俺とこむぎとゆーまと山田で止めたよ

🎤

きゅーとそーちゃんは気が動転しちゃって覚えてないんじゃないかな

👓

知らなかった……

🎤

だからさ、

🎤

はるてぃーのことを守ってよな

🎤

たまになら相談乗るから

🎤

副部長兼マネージャーくん

👓

……ありがとな

👓

教えてくれて

🎤

いやいや

🎤

俺もうたくんに話したかったから

👓

ってことがあったんだよ

🥽

……んで

👓

……え?

🥽

なんで!

🥽

みんな俺の邪魔をするんだよ!

🥽

俺なんて居なければいいんだろ!?

🥽

俺なんて居なければ、

🥽

うたはここに縛られてないんだろ!?

🥽

たまアリなんて目指してないんだろ!?

言いたくないのに、

幻滅されたくないのに、

なんで、

俺の身体は俺を傷つけたがるんだ

👓

はるてぃーやめろ!!

はるさん!!

🥽

あれ、なんで

🥽

なんで、痛くないんだ……?

👓

あすた……

見ると、俺が自分の腕に当てようとしたカッターは

あすたの手のひらの中だった

🥽

なんで、?

💻

昨日の時点で気づけばよかったッ

💻

こんなことになるなら、

あすたは手のひらから血を流しながら、

俺からカッターをそっと取り上げ、

俺の事を抱きしめた

💻

はるさん、ごめんなさい

💻

ずっと、気付いてあげられなくて

💻

違うな、

💻

見ないふりをしててごめん

🥽

なんで、あすたが謝るんだよ…

🥽

俺のことを責めろよ

🥽

こんなリーダーだと思わなかったって

🥽

罵れよ

🥽

なんで、

🥽

俺から離れていかないんだよ…

💻

いつだったか、言ったよね

💻

俺ははるさんのやってることがおもしろそうだからついて行ってるって

💻

だから、

💻

はるさんがたまアリを諦めるとか言ったらやめてたよ

🥽

じゃあ、なんで…

💻

これは、はるさん自身の意見じゃない

💻

周りからの圧力に耐えられなくなっただけだよ

💻

俺はまだここにいる

💻

だから、肩の力を抜いてよ

あすたの言葉に

どうして何も言えなかったんだろう

どうして、

涙が溢れてしまうんだろう

この作品はいかがでしたか?

30

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚