レオ
えっとぉ……?
司
まさか、ここまで言ってもわからないのですか!?
レオ
ごめんなぁ、スオ〜…
レオ
おれ、鈍感なんだ
司
本当に、呆れるほど鈍感ですね、、
司
残り半分…下に着くまで、
司
私の意思表示をしましょうか?
レオ
意思表示……?
司
はい
司
あなたのことが好きということを…行動に示そうと思いまして……
レオ
スオ〜?近いぞ?
司
それでは、愛を込めて送らせていただきます
司
チュ────
レオ
────っ!!
レオ
……っ、何するんだ!!
司
私の愛です……
司
受け取ってくれませんか?
レオ
確かに、おれは『Knights』が好きで、スオ〜も好きだ
レオ
でも、それは違うんだ
レオ
友情とかいう絆で固く結ばれたやつなんだ!
レオ
だから、スオ〜の気持ちを受け取ることはできない……
レオ
ごめんな……
司
そ、そうですよね……
司
わかってました
司
レオさんは…そういう方ですので……
司
す〜…はぁ……
司
なぜかスッキリしました!
司
今日は本当にありがとうございました!
司
とりあえず、今日はHotelも予約していますので、
司
Hotelへ向かいましょう
レオ
そ、そうだな!
司
(変に気遣わせてしまって…申し訳ないです……)
司
(何事もなく、終わってしまいました……)
司
(これがいわゆる“失恋”というものでしょうか……?)
司
(こんなにも胸が痛いのですね……っ)
レオ
ギュッ
司
れ、レオさん!?
レオ
抱きつくくらい別にいいだろ?
司
構いませんが…
司
変に意識しますし、都合よく勘違いしてしまいます…
司
いいのですか?
レオ
いいんじゃないか?
レオ
妄想なら自由だ
レオ
何を思っても、スオ〜の勝手だ
レオ
好きにしろ
レオ
ただおれは、スオ〜の抱き心地がいいから抱きしめてるだけ〜
レオ
むにゃむにゃ…スピー……♪
司
言うだけ言って寝てしまうだなんて、
司
勝手なのはどっちですか……
司
(失恋したはずなのに、どんどん好きになってしまいます)
司
(近づく度に、触れる度に、目が会う度に…)
司
(呼吸するように好きになってしまいます……)
司
(本当に罪の深い人ですね、レオさんは……)
司
チュ────