君のいない世界に花束ヲ
ボク あと少しで死んじゃうかもなんだ 。
st
、は?
cl
ごめん 恋人なのに言えなかった
cl
怖かったんだよ、
st
なにかの冗談だよな?
cl
うんん 、ほんと。
cl
恋人が病気って嫌だよね別れよっか
st
勝手に一人で進めんなよ、
st
俺はどんな形になってもお前を全力で愛すから。
cl
そ、っかぁ。
cl
毎日来てくれて嬉しいよ。
st
毎日会えて嬉しいよ
cl
んー 、
あなたはだれですか?
st
日付け変わってるな
cl
知らない人がこられたら困ります
st
俺は貴方の" トモダチ "だよ?
cl
ボクの友達かぁ!!
これが何ヶ月も続いた
俺はいつものようにお見舞いに行った あいつがまだ生きていると 寿命が伸びたらしく。
なのに
なのに!!
> この方は息は?
医者や看護師は慌てていて
俺はなにがおきているか分からない 理解ができなかった
でも聞き取れたのはこの一言
>寿命が伸びたって喜んでたのに誰かに刺されて ーーー、
st
、は?
st
おい ころん?
ピー
>5月27日 11時2分24秒 息を引き取りました。
st
ころん、ころん"!!
cl
ー
st
ころ"ん"!おい"!!!
俺は恋人の名前を呼ぶことしか出来なかった
現実を受け入れたくなかった
数日が経った
st
ねぇ ころん?
cl
、、、
st
このご飯おいしい?
cl
、、、
st
そっかあ 美味しいよね
cl
、、、
st
俺ら付き合って2年記念日だね。
st
はい!!ころん花束!
cl
、、 、
st
嬉しい?そーだよね ころんに似合う花だよね〜〜 。
今でも俺らは恋人です!! 結婚のことも子供のことも考えてます ちょー幸せです!!!
君が逝ル世界に花束ヲ。
end