⚠️⚠️⚠️
stxxx/青黄
DV/依存/暴力/ヤンデレ (になる予定)
心臓が跳ねる。
この1歩を踏み出す恐怖は、何に置き換えれば伝わるだろう。
数十分前から鳴り止まないスマホのバイブが、ポケット越しに伝わる。
送り主と内容は、見なくとももう分かる。
門限21時。
今の時刻は深夜1時半。
僕は自宅の玄関の前に立っている。
その扉の先にぼんやり映る人影は、恋人である青くんだ。
扉を開けなきゃ、早く謝らなきゃ、そう思っているのに、体が全力でそれを拒む。
足に根を張られたような動かない。
そうしている内に、扉の先の影が揺れた。
まずい、そう思った時にはもう遅くて
ガンっと大きな音が、静かな夜に響いた。
僕の存在に気付いた彼が、中から扉を蹴り上げたのだ。
言葉は聞こえなくとも 早く入ってこい、と その行為が語っていた。
これ以上はもう、後が酷くなるだけだ。
覚悟を決めて震える手をドアノブに伸ばした。
もちろん死ぬ覚悟だ。
ガチャ、となる絶望の音。
慣れ親しんだ家の匂い。
伏せた視線の外から感じる彼の存在。
今、五感で感じる全てのものが、僕に恐怖の始まりを告げた。
続く
コメント
2件
フォローと❤️失礼します! 続き待ってます(*^^*)
ブクマとフォロー、❤失礼します!! つづき待ってますっ🎀🪄