テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
sr
リビングでパソコンに向かって話す。 話し相手はDiscord越しのニキキル
スマホからLINEの通知音が鳴った。 確認すると同棲中の彼女…はとねからだった。
sr
「どうした?」とニキキルが尋ねる。
sr
そう言うと、 ニキから「どんなLINEだったん?」と言われる。
sr
そう返したら、 キルが慌てた様子で言った。
「すぐ、はとねに電話しろ!」と。
珍しいキルに驚く俺とニキ。 そんな俺らに「早く!」と怒鳴った。
sr
何度も電話を掛け直すが繋がらない。
いつもだったら、すぐ折り返しが来るはずなのに。
嫌な考えが頭をよぎる。
そう思うと、呼吸が浅くなっていく。
数十回目の電話でやっと繋がる。
sr
俺は叫ぶように言う。
しかし、電話越しには風のような音だけ。
sr
ht
自分の呼吸が浅いのが分かる。
多分…もう永くないかなって思った。
投げ捨てられた自分のスマホから音が聞こえる。
行為中に何回も聞こえた音。
力を振り絞ってソレをこちらに引き寄せる。
そして、震える指で通話ボタンを押す。
通話が始まってすぐせんせーの声が聞こえた。
叫ぶような、震えているような声。
あぁ、心配してくれてるんだって思った。
ht
せんせーが何かを叫んでいる。
でもごめん、もう耳が聞こえないよ。
それに…意識も…ごめん、なさい…。
意識がブラックアウトした。
sr
sr
意味不明な言葉を放った後から、 はとねからなにも聞こえなくなった。
正確には、 風だと思っていた呼吸音だけを残して。
あの日から約3日が過ぎた。
あの電話の後、 はとねの行方不明捜査を警察に依頼した。
そして、その数時間後…死体のはとねが発見された。
服は千切られたのかボロボロで、 体には暴行の痕。
腹に刃物が突き刺さったままだった。
下半身からは…言わなくても分かるやんな。
俺は分かった、そして後悔した。
なぜ、すぐ異変に気づかなかった?
なぜ、すぐに探しに行かなかった?
あのLINEははとねからの最後のsosだったんや。
それを…俺は…!
手の上には、睡眠薬が入った瓶。
今、俺は現世から旅立つ。
sr
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!