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歩いていく2人の背中は、やけにたくましく見えた。

サボ

.......あ、そうだ!

佐野優姫

(え....まだ何かあるの?)

サボ

...ねぇ君、名前なんて言うの?

佐野優姫

あっ....えと

佐野優姫

...佐野優姫です

サボ

“ゆうき”ちゃんね

サボ

今から俺らと一緒に昼飯食べない?

佐野優姫

......ひ、昼ごはんっ!!?

思わず超大きい声を上げてしまった。

エース

サボ、お前なぁ....

サボ

なんだよ、いいじゃん

佐野優姫

(こここ、こんなイケメンな方達と食べるなんて無理....!)

佐野優姫

...いや、私....友達が待ってるんで...

サボ

友達も連れてきていいんだよ

佐野優姫

え”...いやぁ、ちょっと.....

佐野優姫

(このままじゃ...うまく断りきれない)

佐野優姫

(こういう時は.....)

逃げる!!

私は全速力でウタが待っている屋上へ避難した。

ウタ

あー!

ウタ

優姫やっと来た〜...!

佐野優姫

ご、ごめん....遅くなって

ウタ

どうしたの?なんかあった?

佐野優姫

あ....えっとね

さっきのことを思い出して、 自然に頰が上がる。

佐野優姫

購買パンを並んでた時

佐野優姫

知らない人たちに割り込みされちゃったんだけど...

ウタ

うんうん

佐野優姫

...エースって言う人に助けてもらったんだ〜

佐野優姫

おかげでほら!パンもこの通り買えたしっ

購買パンを両手で、しかも満面の笑みで見せつける。

ウタ

あ、あんた.....今エースって言った?

佐野優姫

えっ?....う、うん

佐野優姫

(エースって言ってた....よね)

ウタ

.....エースって、あのポートガス・D・エースのこと?

佐野優姫

あ、うん!その人だよ

ウタ

.............

佐野優姫

.......エースさんがどうかしたの?

ウタは難しい顔をしながら考え事をしている。

ウタ

...なんでわざわざ名前を教えてくれたのかは分からないけど

ウタ

...あんたを助けてくれた人

ウタ

このラフテル学園の中で”三大イケメン"って騒がれてる内の1人よ

佐野優姫

...え!?そうなの...!?

ラフテル学園三大イケメンとは

とあるイケメン兄弟3人の呼び名。

その美貌は芸能人にも劣らないほどで、

ラフテル学園の女子生徒に絶大な人気を誇っている。

佐野優姫

(ど、通りでイケメンだと思った....)

佐野優姫

(でも...三代イケメンのことは全然知らないしなぁ...)

佐野優姫

........あ

ウタ

ん?

佐野優姫

となりに....確かサボっていう人もいたよ

佐野優姫

その人もすっっごくイケメンだった

ウタ

な......だから、その人も三大イケメンの1人なんだって〜〜!!

佐野優姫

だ、だよねっ!!?

佐野優姫

(今日だけで2人のイケメンに会ってしまった....)

佐野優姫

(しかも話せたなんて.....我ながら運いいんじゃない!?)

サボ

...あーあ。逃げられちった

エース

お前がアホなこと吹っかけるからだろ

サボ

....お前が名前教えるなんて珍しいよな、エース

エース

....別に

エース

顔を当てにしねぇ奴を久しぶりに見たからだ

サボは口を押さえてニヤけていた。

エース

.......あ?なんだ、その顔

サボ

..ぷぷっ、いや?w

サボ

“初めての恋”....ってとこか?

エース

.....てめえ、サボ.....絶対○す!💢

エースは少々顔を赤くしていた。

朝のホームルーム前の時間。

私のクラス1-Dは

絶賛大騒ぎ中。

そのワケは....

ロー

トラファルガー・ロー

ロー

....よろしく

女子1

きゃあああ〜!!!カッコいい!!❤️

女子2

彼女はいますか〜〜!!?

女子3

ロー!!こっち向いてー!!❤️

佐野優姫

(え、挨拶それだけ....??)

佐野優姫

(いやそれにしても....イケメンだ...)

あの三大イケメンに劣らないほどの美貌を持つ転校生が来たのだ。

ナミ

私、このクラスに入れて良かったあああ泣

佐野優姫

え”.......

この子はナミ。

イケメンと金に目がないけど、いい人なんだ。

スモーカー

チッ......

スモーカー

お前らぁ!さっさと静まれ!!

佐野優姫

(ひぃ〜....!)

スモーカー先生はやっぱり怖い.... 怖すぎる。

スモーカー

お前の席は1番後ろ

スモーカー

佐野の隣だ、トラファルガー

ロー

...あァ

佐野優姫

(あ....あァ!?)

あのスモーカー先生に「あァ」だなんて

何者!?怖い...もっと怖い!

佐野優姫

(...........ん)

佐野優姫

(ちょっと待って......?)

今、

私の隣って言ったああああ!??

私って運ないのかな....

いや常識的に考えたら運あるって言った方が正しいんだけど。

なんだかこの人、怖いし、冷たそうだし、雰囲気硬いし....

隣だなんて気まずくて耐えられない!!

カコ...カコ...カコ

トラファルガー・ローが近づいてくる。

ロー

..........

佐野優姫

............わ

思わず息を呑む。

綺麗だけど冷酷な瞳

綺麗すぎるフェイスラインに

高く整った鼻は、彼の美貌を証明している。

佐野優姫

(変な声が出ちゃった.....恥ずかしっ)

彼は私の隣の席に座ると、

こちらの方なんて一切気にかけず、新しい教科書に目を通していた。

佐野優姫

(や、やっぱり冷酷だ....)

佐野優姫

(少しくらい気にかけてくれてもいいのに....)

ぷぅ〜っと頰を膨らませていると、

気にかけていないのは自分も同じだと気がついた。

佐野優姫

(そうだ....)

佐野優姫

(隣だから...挨拶くらいした方がいいよね?)

佐野優姫

.......あの

ロー

..........

佐野優姫

私...佐野優姫って言います

佐野優姫

隣だから.....よろしくね

ロー

..........

挨拶されるのは想定外だったらしく、

彼は少々驚いた顔をした。

ロー

......よろしく

佐野優姫

(あっ、ちゃんと返してくれるんだ)

佐野優姫

(....案外優しいとこもあるじゃん)

冷たいっていうのは

私の勝手な偏見なんだけどね。

昼ごはんタイム。

私の教室はなんだか騒がしい。

佐野優姫

(もう....一体なんの騒.....ぎ.....)

廊下に目をやると、信じられない光景が広がっていた。

佐野優姫

(な....なんであの人が!)

騒ぎの原因...それは

三大イケメンの1人、サボが教室前に来ていたのだ。

サボ

なぁ...このクラスに優姫って奴いねぇか?

クラスメイト

あっ、優姫ならいますよ〜

クラスメイト

...優姫ー!

佐野優姫

(ぎゃ、ぎゃああああ)

佐野優姫

(バレた...完全にバレた!)

サボ

...おっ、いるじゃねーか

彼は勝ち誇ったようにニヤリと笑った。

なので私は仕方なく廊下へ出た。

佐野優姫

な、何か用ですか....

サボ

....今日は友達と約束してねぇみてーだな?

佐野優姫

え”っ....えと

佐野優姫

(うっ....今日に限ってウタが休みなのよ...)

サボ

一緒に昼飯食おーぜ

佐野優姫

む、無理です!

佐野優姫

大体....あなたたちと一緒にいるだけで注目浴びるし

佐野優姫

私はここで失礼しま....

サボ

...おっと

サボ

今日は逃がさねーぞ

サボさんが私の肩に腕を回して、もたれかかってきた。

ぎゃああああああ

心の中で叫ぶ。

佐野優姫

(め、めっちゃ注目浴びてる...!)

佐野優姫

(どんな顔すればいいの、これ....)

案の定、女子生徒はみんな騒ぎ立てている。

誤解が生まれそうで怖い。

いつのまにかサボさんのペースでどこかに連れて行かれてるし。

佐野優姫

あ、あの.....

佐野優姫

本当に勘弁してください.....

サボ

ん?

サボ

手繋ぐ方が良かった?

佐野優姫

.........ち、違いますっ!!

佐野優姫

(な、なんなんだこの人はっ....!)

いつのまにかサボのペースに呑み込まれていく。

佐野優姫

(心臓...鳴り止め〜〜っ!)

距離が近すぎて心臓が早くなっていることがバレそうだ。

実際、こういう経験は少ないので緊張している。

ましてや相手はあのサボ様だ。

緊張しない女子はいないと思う。

無駄にいい匂いだしさ。

佐野優姫

(と、とにかく早く離れたい.....)

佐野優姫

(けど絶対離してくれない....泣)

そのくせこの人はと言えば

腹減ったな〜と呑気なことを呟いている。

それだけでカッコイイなんて....なんなんだ。

佐野優姫

えっ....と?

連れてこられたのは空き教室。

すでに先客が2名いた模様。

サボ

おう。紹介するぜ

サボ

こいつは弟のルフィだ

サボ

...学年はお前と同じだから、名前くらいは聞いたことあるかもな

エース

お前....やっぱり連れてきたのか

ルフィ

俺ぁ、ルフィ!

ルフィ

...ところで

ルフィ

お前だれだ?

佐野優姫

...わ、私は優姫って言います

佐野優姫

よろしく.....です

ルフィ

にししっ!優姫か

ルフィ

いー名前だな!

佐野優姫

あ、ありがとうございます

佐野優姫

(間違いない....この人)

佐野優姫

(三大イケメンの1人だ)

佐野優姫

(.......ってことは)

佐野優姫

(ここにいる3人が、ラフテル学園三大イケメン?)

流石に言葉を失う....

なぜ私が、この人たちと話をすることができているのかも分からない。

エース

..........

エース

.....突っ立ってねーでこっち来いよ

佐野優姫

...えっ

佐野優姫

あ、はい....

私は自然と空いていたエースさんとルフィさんの間に座った。

I vow undying love to you.

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