TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

私は東京

大阪と学校の教師をしている。

ある日の晩、私は大阪と残業していた。

同じ学年を担当していることもあって接点が多く、私たちは非常に仲がいい。

その日も、○○くんが不登校気味だとか、□□ちゃんの背の伸びが早いだとか、たわいのない話をしていた。

東京

……)残業中

大阪

東京?知ってるか?

東京

何がですか?

大阪

怖い話や。この学校の

東京

あぁ、第2校舎の2階に霊が出るってやつですか?

大阪

それもあるんやけど、もうひとつあってな

東京

夜の学校でそんな話しないでくださいよ

最近、大阪は怖い話にハマったらしく、残業中にいつも怪談を聞かせてくる。

夜の学校ということもあり、かなり怖い。

見回りはもう済ませたが、にしても怖く、怪談の後大阪が先に帰った時などはLINEでずっと話して気を紛らわせているのだ。

大阪

東京はホント怖がりよな!大人なのに(笑)

東京

もっと平和な話がしたいですよ

大阪

例えば何や?

東京

〇〇くんの好きな人が───

その言葉を遮るようにして、

「東京先生、東京先生、第2校舎2階の渡り廊下までお越しください。」

という校内放送が鳴った。

私たちは戦慄した。

その声の主は、生気はなかったが、間違いなく大阪だったのだ。

大阪は青ざめた顔をして、

大阪

もう1つの怖い話、これなんや…

と言った。

一気に先程の怪談の記憶が蘇ってきた。

もう2人とも仕事できるような精神状態ではなく、未採点のテストを持って急いで帰宅した。

校門を抜けた際、ひっそりと「チッ」という舌打ちが放送されたことを、 私は未だに覚えている───

都道府県たちが語る怖い話

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

103

コメント

2

ユーザー

え、もうお風呂一人で入れない…

ユーザー

ちょっと短すぎたかも…💦

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚