テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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何でも屋の゙日々

第2話 - 何でも屋

103

2023年08月31日

#ミステリー

#ファンタジー

#バトル

#コメディ

バシオ

リオ

おーい、ネコちゃーん！

リオ

何処にいるの〜〜？

アイラ

ちょっとリオ。名前で呼ばないと出てこないよ？

リオ

あ、そうだね。

リオ

おーい、メルちゃーん！何処〜！？

アイラ

メルちゃーん！

アイラ

隠れてないで出ておいで〜〜。

彼らはリオとアイラ。二人共大学生で、大学に行く傍ら、何でも屋として活動している。

今は、今朝から行方不明になっているネコを探している。

リオ

メルちゃーん！

アイラ

何処にいるの〜〜！

リオ

……全然出てこないね。

アイラ

そうだね。何処に行ったんだろう？

メル

にゃ〜〜。

リオ

ん？あのネコは？

アイラ

あ！メルちゃんじゃない！？

リオ

メルちゃーん！

アイラ

こっちおいで〜〜！

メル

にゃ〜〜〜。

アイラ

あ、めっちゃいい子じゃん。

アイラ

膝の上に乗ってくれた。

リオ

何で僕には来ないんだよ。

アイラ

まぁまぁ。ネコは男性よりも女性の方を好むって言うし。

リオ

それ、全然フォローになってないよ？

アイラ

とにかく、見つかったから戻ろ？

リオ

何か腑に落ちないけど……。

メル

にゃ〜〜〜。

リオ

ん？どした？

アイラ

ふふ。リオのことも好きだって言いたいのかもね。

リオ

ネコに慰められるの初めてだわ。

アイラ

さ、早く戻って飼い主さんに届けよ。

リオ

そうだね。

おばあさん

もう夕方になっちゃったわね〜〜。

おばあさん

見つかったかしら？

コウガ

大丈夫ですよ。あの二人なら必ず見つけてきますから。

彼はコウガ。彼もこの何でも屋の゙一員で、三人の中では最年長である。

ガチャ。

コウガ

(お、噂をすれば。）

リオ

今戻りました〜。

アイラ

ました〜。

おばあさん

あぁ、見つかったかい？

リオ

はい。

アイラ

こちら、メルちゃんで間違いないですよね？

メル

にゃ〜〜〜。

おばあさん

あぁ、メル！何処行ってたの？

リオ

近くの公園でお散歩してましたよ。

おばあさん

あら、そうだったの。たまにお散歩で行くんだけど、雨が続いてて行けなかったからね〜。

メル

にゃ〜〜〜。

アイラ

見つかって良かったですね。

おばあさん

ホントにありがとね〜〜。何かお礼しなくちゃね。

リオ

いえ、僕らは人の役に立ちたくてやってることなので、大丈夫ですよ。

おばあさん

ホントに？こりゃいい子だこと。

おばあさん

でもこれは受け取ってくれないかな？

おばあさんは持っていた巾着袋から飴玉を取り出した。

アイラ

いいんですか？

おばあさん

いいのいいの。私が渡したいんだから。

リオ

それじゃあ、ありがたくいただきます。

アイラ

ありがとうございます。

おばあさん

ほら、あなたも。

コウガ

俺もいいんすか？

おばあさん

こんな年寄りの話し相手になってくれたんだ。ありがとね、楽しかったよ。

コウガ

ありがとうございます。

おばあさん

それじゃあ、私はこれで失礼させてもらうわね。ホントにありがとね。

リオ

はい、ありがとうございました。

アイラ

ありがとうございました。

コウガ

ありがとうございました。

アイラ

メルちゃん、バイバイ。

メル

にゃ〜〜〜。

ガチャ。

リオ

ふい〜〜〜、一件落着。

アイラ

メルちゃん、可愛かったね。

アイラ

私、ネコ飼いたくなっちゃった。

コウガ

ここ狭いから無理だろ。

アイラ

ちょっと〜。現実を言わないでくださいよ〜〜。

コウガ

ははは、ごめんごめん。

リオ

今日はこれで終わりだよね？

アイラ

依頼が入ってるのはこれだけだね。

リオ

よし、帰ってゲームしよ。

アイラ

ちょっと〜〜。依頼終わったら一緒に課題する約束でしょ？

リオ

あ、そういえばそうだった。

コウガ

毎日大変だな。

リオ

そういうコウガさんは課題ないんですか？

コウガ

論文の提出があるけど、すぐじゃないから大丈夫。

コウガ

毎日コツコツやってるし。

アイラ

もう大学4年生ですもんね。就活とかはどうするんですか？

コウガ

一応何社か受けるつもりだけど、日程がまだ先なんだよね。

リオ

束の間の休息って感じですね？

コウガ

まぁそんな感じだな。でも一ヶ月後にはまた忙しくなるな〜。

アイラ

大変ですね。頑張ってください。

コウガ

ありがとう。

アイラ

さ、リオ。課題しよ。

リオ

了解。

コウガ

俺はここでやることあるから二人は隣の広い部屋使いなよ。

リオ

は～い。

アイラ

ありがとうございます。

数時間後

リオ

ふう、やっと終わった〜〜。

アイラ

あ、もうこんな時間ね。

リオ

帰ってからご飯作るのめんどいな〜〜。

ガチャ。

コウガ

お、終わったのか？

アイラ

あ、はい、今ちょうど。コウガさんも？

コウガ

ああ。それでもうこんな時間だから、何か頼んで飯にしねぇかって思ってな。

リオ

え、マジっすか！？

コウガ

ああ。

アイラ

ありがとうございます。

コウガ

よし、そうと決まれば何を頼むか………。

ドタドタドタドタ！！

リオ

？

アイラ

何の音？

コウガ

何だ？

ガチャ！！

男子学生

す……すみません！！

リオ

？そんなに慌ててどうしたんです？

男子学生

あ……あの………が……学校に………！

アイラ

一旦落ち着いてください。何があったんですか？

男子学生

が……学校に……し……死体が……！

何でも屋三人

な……何だって！？

作者

さて、一話目はどうだったでしょうか？

作者

ここで何でも屋の三人を紹介します。

リオ

名前　リオ
年齢　19歳
身長　165cm
性格　いつも明るく、何でも屋のム　　　　ードメーカー。少し天然な部　　　　分もある。
一言　出来るなら一日中ゲームして　　　　たいっす。

アイラ

名前　アイラ
年齢　19歳
身長　162cm
性格　いつもおっとりしていて、ど　　　　んな時でも冷静な判断が出来　　　　る。ただ思い込み過ぎる所も　　　　ある。
一言　よ……よろしくお願いします。

コウガ

名前　コウガ
年齢　23歳
身長　185cm
性格　いつもしっかりしていて、何　　　　でも屋のリーダー的存在。た　　　　だ自分を過信してしまう一面　　　　もある。
一言　就活で何処にも内定する未来　　　　が見えないのは何故だろう？

作者

と、こんな感じです。

作者

また裏情報があればどんどん紹介していこうと思います。

作者

それではまた次回お会いしましょう。

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