「 天竺 」
初 武道館 ライブ
友達 の おかげ で
春クン の 位置 の 最前 0ズレ
マ リ ン
マ リ ン
マ リ ン
有紗
有紗
有紗
有紗
マ リ ン
マ リ ン
有紗
俺と
マネージャー と
メイクさん 2人
天竺 の メンツ は 誰1人 いない
個人 の 控え室
顔の 粉っぽい 感触
目尻 に ひかれる
筆 の 感触
メ イ ク サ ン
そう 言われ
目を 開ける
目の前 に 写っている 俺は
俺 で いて
俺 で いないよう だった
いつもより 上へ 向かっている 睫毛
ビューラー で 上げられた のだろうか
少し かかった ゆるふわ パーマ
ピンクと紫 の アメピン 2本 が
アクセント として 前髪 に 付けられている
武道館用 の 真新しい 衣装 に
袖 を 通して 行って
いつも じゃない 自分 を 目の当たり に する
王子様系 と チャイナ系 が 混じっていて
くるり と 回ると
ふわり と 浮く ような 衣装
メンカラー に 揃えられた ネクタイ
ピンクと紫 の 間で
そして 明度 が 低め の 色
ジャージ での リハ も 終えて
上を 見上げた時 の 照明 の 眩しさ も
観客席 が 広すぎる とこ も
武道館 の 全て に 慣れた 。
マ ネ ー ジャ ー
マネージャー の 指示に
相槌 だけで 返事 を して
一度 深呼吸 を する
さぁ
俺たち の 晴れ舞台 だ
天竺 が 登場 して
リーダー の イザナさん が 喋っている
だけど
私の目は 貴方 に 釘付け で
頬 に うっすら みえる 汗
沢山動く 睫毛
誰かを 探しているかの ような 視線
奥の方 から 真凛の所 まで 動いて行って
私と 貴方の間 に 一直線
筋が通った ような 感じがした
貴方 は 大きく 目を 見開いて
とびっきり の 笑顔 を
私に めがけて 飛ばした 。
もう 、 曲なんて
他のメンバー の 声なんて
他のお客さん の 掛け声 なんて
何も
何も 、
私の 鼓動の音 で
聞こえない
この 一瞬 で
私が どれだけ 貴方 に 依存し 、
執着 し 、
囚われて いるか
自覚 した 。
俺は 、 登場 してから
ずっと 貴方 を 探していました
奥の方
真ん中 の 方
そして
最前列
何も 持ってない お客サン
その隣 に
最愛 の
貴方 が いました 。
貴方 と 目があって
嬉しさ を 隠せる ハズもなく 。
どんな 踊り を している時 も
どんな 歌 を 歌っている時 も
踊る位置 が 変わって
移動 する時 も
俺の中 には
俺を 見ている
貴方 しか ない 。
この ライブ が 終わって
貴方 に 出会った時
もう一度 、
「 好き 」
そう 言っても 、
いいですか 、 ?
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コメント
5件
うわぁぁ…なんか'美'って感じする(?)
1020まで推しましたッッッッッッ