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推しのツアーが近づいていた
チケット代に交通費、宿泊代……、グッズも買いたいし
でもそうなると今のバイト代だけでは足りそうにない
何かいいバイトはないだろうか……そんなことを考えていると
愛菜
愛菜
依頼主から荷物を受け取り、ある場所に届けるだけでそれだけもらえるらしい
これなら1日で足りない分を稼げる
……けど、これってもしかしたらヤバい仕事?
愛菜
愛菜
愛菜
私は依頼主に電話をかけることにした
?
愛菜
愛菜
愛菜
?
?
愛菜
?
?
そして、依頼主と待ち合わせの場所と時間を決め、電話を切った
数時間後、指定された場所に来ると、そこには一台の車があった
これが依頼主の車かなと思って、運転席側の窓を覗き込むと
サングラスをかけた怪しげな男の姿があった
愛菜
男
愛菜
男
男
私は断れず、言われるがまま助手席に乗り込んだ
男
愛菜
愛菜
男
男
愛菜
きっと中身はやばいものなんだろうな……
じゃないとそれだけで5万円ももらえるはずがない
愛菜
男
そんなことを話しているうちに、車が止まった
男
そこは山奥で、道路はもっと奥まで続いていたが
木などが倒れて荒れており、それ以上は車で進めなさそうだった
男
男
愛菜
私が降りると車が動き出し、すぐに見えなくなった
しばらくすると病院らしい建物が見えてきた
もちろん廃墟になっている
ここに届け先の人がいるはず……
建物の中に入ると、中は暗くてよく見えなかったが
人がいるような気配はなかった
愛菜
愛菜
私はそう呼びかけるが、反応はなかった
……帰ろうかな
でも、そしたらお給料でないよね……
そんなことを考えていたら
男
愛菜
振り返ると、そこにはいつのまにか大柄の男が立っていた
他にも、ガラの悪い男が数人、私の取り囲むように立っていた
どうやら、今までどこかに隠れていたらしい
愛菜
そういって私は鞄を差し出した
男
男は明らかに
鞄ではなく、私の方を見ながらそう言った……
終り
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