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涙腺崩壊レベル100
えぇ〜〜第6話、読み終わったよ……😭✨ まず冒頭の「続き読みたい?」のやり取りからして既にすきなんだけど、その後の桜の巨木シーンで一気に空気変わって息が止まった…! すちが「らんらんとお別れ?」って聞くところ、優しくて切なくて心臓ぎゅってなったよ。 らんが初めて涙見せたシーン、やっと見せてくれた…!って思って私ももらい泣きした🥺💦 守ろうとして背中撃たれるすち、もうだめだって思ったけど「また出会えるチャンスをちょうだい」って言うの、ずるすぎるでしょ…! にーなさんの構成、緩急が神すぎて今回もやられたよ…次が待ち遠しいです🌸💕
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なつ
こさめ
いるま
らん
すち
みこと
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らん
こさめ
こさめ
すち
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なつ
いるま
みこと
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桜の巨木
すち
らん
らん
中学三年生で迎える二度目の春
時は流れ、すちは九年生……を卒業する
酷く長かった戦争が終わり
生きながらえたすちは今、 胸元に控えめだが華やかな花を指している
桜は、満開だった
すち
すち
らん
いつもの定位置
桜の巨木のお気に入りの枝に 桜の妖精さまは腰をかけて足をぶら下げていた
少年……だった青年が 桜の妖精さまを不安げに見上げる
桜の巨木は文字通り大きいので 見上げる形は変わらない
でも確実に少年が見ていた目線の世界 ……高さは変わっていた
らん
らん
瞳を細めて、着物の裾で口元を隠す
反対の手は桜の幹に触れていた
その行動は
『俺はこの木から離れられない』
という意味にも捉えられた
すち
らん
青年は知っていた
青年が考えたあだ名で呼ぶと
……彼が必ず、反応してくれることに
笑顔だったり、驚いて肩を揺らしたり ……背中を預けてくれたり
この九年間で、 誰よりも青年は桜の妖精さまのそばにいた
美しい笑顔も、優しい微笑みも、儚い笑みも
すべて 彼は青年に見せてくれた
時には怒って時々、 何故か苦しげに我慢することもあった
だが……“涙”だけ、見せてもらえていない
すち
すち
らん
彼の笑みを真似て、青年は優しく微笑む
青年の顔を見て、 桜の妖精さまは目を開いて顔を背けた
彼の頬がキラリと光ったような瞬間、 淡い小雨が降り始める
この学校……地域では
満開の桜の季節に 雨が降ると奇跡が起こると言われている
遠くで子供や大人の歓声が上がった
桜の妖精さまの隣には いつの間にか梅雨の妖精さんが座っていた
こさめ
すち
青年が梅雨の妖精さんを呼ぶ
その表情は驚きと、寂しさが浮かんでいた
梅雨の妖精さんは少し苦しげに顔を歪めた
いつものおちゃらけた雰囲気は一切なく、 ただただ凛々しくすちを見つめる
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
らん
らん
らん
すち
梅雨の妖精さんは ハキハキと、青年を見つめて
桜の妖精さまは顔を背けたまま、 震えた声で告げる
その言葉に 青年の目がゆっくりと見開かれた
唇はワナワナと 開いたり閉じたりを繰り返して、震えている
すち
辛うじて出た言葉も、ひどく震えていた
すち
すち
すち
青年は首を大きく横に振って 胸元へ手を当てる
綺麗な赤色の瞳からは涙が溢れていた
九年間、共にした仲間との別れでも、
途中で戦争に巻き込まれ、 帰らぬ者となった友との別れでも
青年は涙は浮かびはしたが 流したことはなかった
桜の妖精さまと梅雨の妖精さんは 静かに綺麗な瞳を小さく揺らす
『俺/こさめもだよ』
とは、言えない
声には、ならなかった
ふたりもまた、 青年の涙を初めて見たのだ
らん
らん
こさめ
こさめ
こさめ
桜の妖精さまの背中に 梅雨の妖精さんがそっと手を置く
桜の妖精さまの潤んだ瞳と
梅雨の妖精さんの真剣な表情に 青年は静かに息を飲んだ
そして
小さく
すち
と呟く
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
青年の瞳が、揺れる
そっと、静かに 桜の花びらが青年の足元を舞った
雨音が 周りから三人の声を優しく覆っていく
らん
らん
ードンッ!!
らん
こさめ
🎼🩵𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*☔️𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*🦈𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*🦈𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍✲゚.*
こさめ
こさめ
すち
すち
ーバン!!
すち
突然鳴り響いた爆発音
爽やかな水色だった空は暗く、 ところどころから黒煙と赤い光が上がっていた
——内戦だ
物資がうまく届かず、
政治にうんざりした貧しい人間たちが 待つことを諦め、奪い合うことを選んだのだ
桜の妖精さまは声を上げて身体を揺らし、
梅雨の妖精さんは 枝から飛び降りると青年へ手を伸ばす
青年も駆け出し、 手を伸ばして掠った銃声を聞き、青ざめる
らん
らん
こさめ
すち
こさめ
梅雨の妖精さんは 咄嗟に今小雨が降っている範囲を守護した
そのおかげで
学校周辺にいる子どもたちは無傷は 無理でも守れていた
だが、
桜の妖精さまは 自分が動けなかったことを責め、顔を覆う
🌸𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*🌸𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*🌸𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*🌸𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍
桜の花びらが桜の巨木を中心にして台風のように 渦を作って舞っていく
桜の花びらが銃弾から主人を守る
らん
らん
センス
センス
桜の妖精さまは羽衣をギュッと握った
帯の中からセンスが勝手に動いていく
センスは勢いよく 花びらの台風の外へ出て行った
“それ”を見て
梅雨の妖精さんが 目を見開くと焦りの表情を浮かべながら叫んだ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
らん
こさめ
こさめ
それでも、 桜の妖精さまには声が届かない
ところどころで上がる銃声と悲鳴も
今の桜の妖精さまには聞こえない
目を覆った彼には “あの日”の炎が映っていた
???
🎼🍵🖊𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*💚𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*🖌𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*🍵𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍✲゚.*
𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.* 🍀𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*
炎が上がる記憶に、
小さな四葉のクローバーが芽生えた
らん
らん
らん
すち
すち
桜色の瞳を手で覆った中で小さく揺らして、 指の隙間から青年を見た
青年は泣きそうな顔を浮かべると両手を広げ、 彼を見つめていた
逸らさずに、ずっと
らん
初めて
初めて、 桜の妖精さまが青年の前で涙を溢した
涙は頬を伝い、空へ舞う
すち
らん
次の瞬間には 桜の妖精さまは青年の腕の中にいた
優しく、でも強く
青年は
『もう離さない』
と伝えるように 桜の妖精さまを抱きしめた
桜の妖精さまは青年の胸へ顔を沈める
🌸𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*🌸𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*🌸𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍🎼✲゚.*🌸𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍
嗚咽を堪えながら、 桜の巨木を中心に学校周辺へ結界を張った
こさめ
こさめ
すち
らん
梅雨の妖精さんの痛々しい叫び声が響き、
青年が強く桜の妖精さまを抱きしめる
先ほど桜の台風の外へ消えたセンスが 青年たちへ勢いよく向かって飛んでくる
すち
らん
らん
生ぬるい
後ろへ回した腕に
液体のような感触がして 桜の妖精さまは顔を青ざめる
青年の背中が、“撃たれていた”のだ
……桜の妖精さまを、“守って”、傷ついた
その事実が桜の妖精さまの心を抉っていく
らん
らん
まだ、“妖精の加護”を渡していない
つまり
青年は 他殺“されてしまう”可能性があると言うこと
内戦が起こらなければ
加護を渡すのに手間がかかることはなかった
タイミングが、悪かった
そう、言うしか無い
すち
らん
らん
青年の力が抜けて、 桜の妖精さまに寄りかかる
こさめ
そんなふたりを見て
梅雨の妖精さんが 怒りに身を任せようとする
黒と桃色のセンスが飛び、 梅雨の妖精さんを間一髪で止めた
こさめ
こさめ
センス
センスは何も言わず、 ただ梅雨の妖精さんの目の前に浮かぶ
『やめろ』
そう告げるように場を離れない
彼の瞳から、透明な雫が溢れていく
拭いもせずに、手を上げる
……センスは、動かない
こさめ
こさめ
梅雨の妖精さんは ギュッと上げていない方の手を握りしめた
悔しそうに、苦しそうに
手が白くなるまで握りしめ、 潤んだ瞳に銃を構えたある村人を映す
青年が 桜の妖精さまを弱々しく抱きしめる
そっと涙を拭って青年は苦しげに、 でも優しく笑った
すち
すち
すち
らん
らん
すち
すち
すち
すち
らん
『加護はいらない』
そう言うように青年は願う
また、彼と……
桜の妖精さまである、“LAN”と出会えることを
らん
“LAN”は……らんは、声を上げる
妖精である彼の声は “六人桜”である青年、すちと
同じ妖精であるこさめに“しか”聞こえない
ただの人間なら姿も存在も、 声も何もかも感じない——はずだった
銃を構えた村人のひとりが、
化け物を見るような目で 彼を……“らん”を見つめていたからだ
また銃を構え、仕留めようと狙う
その銃口は、 倒れているすちではなく……らんの頭を狙っていた
村人の一瞬が、 桜の花びらでできた台風の隙間から見えた
らん
その目を、らんは覚えていた
化け物を見るような目は…… “身を持って”らんは知っていたから
こさめ
こさめが腕を勢いよく振り下ろす
優しく振っていた小雨が強く、痛々しく降り始めた
ザーっと 周りが雨の打ちつける音で包まれる
センス
センスは数秒、 こさめの前を浮かび続けると
すちとらんの方へ飛んでいった
すちのそばに浮かぶ
センス
すち
優しく、不思議と 安心する声がセンスから紡がれる
光の薄まった赤い瞳がセンスを映した
すちの唇は小さく弧を描く
センス
センス
らん
らんの瞳からまた一層、涙が溢れる
らんの腕の中ですちが少しずつ冷えていく
らんはそっとすちを抱きしめた
センス
こさめ
こさめがゆっくりこちらを見やる
もう怒りに満ちた表情はなく、
ただただ力の抜けたような こさめがらんを……すちを水色の瞳に映す
静かにこさめの涙が頬を伝った
浮かんだこさめのすぐ下には警官に捕えられた、 先程の男が押さえつけられていた
センス
センス
センス
センス
センスはそっとすちに近づく
らん
らんの身体が強張り、拒絶しようとする
らんは 必死に歯を食いしばるとセンスを見た
センス
Nさま
センスからの“視界”を見て Nさまはそう心の中で呟いた
Nさま
その意味を知るものは、 Nさまたったこの方だけだった
すち
すち
赤みの失った頬を緩ませて
すちは彼らの名前を呼ぶ
らん
らんは袖を握る力を強め、
こさめ
こさめ
こさめはすちの元へ降り立つ
ふたりは すちを見て涙をまたポロッと溢した
すち
ゆっくりと 綺麗な赤い……紅い瞳が閉じられていく
らん
こさめ
こさめ
すち
ふたりの妖精の声を聞き、
すちはこの世を後にした
“桜の妖精さまの髪飾り”の花びらが一枚、 地面へと落ちていった
残りの花びらは、3枚
next→♡2000
なつ
※物語で、です
こさめ
こさめ
いるま
いるま
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らん
らん
すち
すち
すち
みこと
みこと
みこと
こさめ
こさめ
らん
すち
Rea(リア)🍏💚
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