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⚠️注意⚠️
グロ表現
太中、中太
切ない、シリアス
バッドエンド
両片思い
(最後両思い)
黒の時代、子供の太中、中太
ご本人様に関係はありません。
下手くそ注意!
右手で君の胸を抉って、生暖かい心臓に触れる。
中原中也
太宰治
君の命が僕の肘を伝って、足元で真っ赤な花が咲き誇る。
もう、どうしようもないことだった。
太宰治
モブ異能力者
中原中也
太宰治
モブ異能力者
双黒のみでの任務中、最後に取り逃がしてしまった相手に異能力をかけられた。
しかも、相手が効果を言う前に死んでしまったので、僕は途轍もない不安に襲われた。
だって異能力をかけられたのが、中也だったから。
好きな人、だったから。
その後、調べたところによると、異能力の効果は、
「両思いの人に殺される」
というものらしい。
なんでも、その運命に逆らうと、動くことなんて無理なほどの途轍もない痛みと苦しみに苛まれながら餓死するという噂だってある。
この話は、まだ誰にもしていないから、恐らく僕以外は知らない。
そして、僕は最近、
太宰治
僕は投擲ナイフを投げる。
中原中也
中原中也
太宰治
太宰治
中原中也
自分でも、中也を目に入れた瞬間に途轍もないほどの殺意が湧いてきて、無意識に得物を投げたり銃を乱射きたりしている。
何故だかわからない。
これでも彼のことは好きだから、本当に辞めたい。
なのに、この体は勝手に動いてしまう。
ほんとうに、苦しい。
あの事件から一ヶ月経った頃、僕はかなり歯止めが効かなくなっていった。
太宰治
中原中也
太宰治
中原中也
中原中也
中原中也
太宰治
そうやって突き放して、何とか自分を保ち続ける。
最近、本当に歯止めが効かない。
打開策はないのか。寝る間も惜しんで調べても、でてきやしない。
どうしよう。
このままじゃ───
あれから三ヶ月経った。
ボスには何とか事情を誤魔化しながら、上手いこと双黒の任務を減らしてもらい、中也と会う機会を減らした。
僕自身は、かなり辛い。
当たり前だ。今まで当然のように会えていた想い人と、会えないのだから。
でも、それでいい。
それで、中也が死なないのなら。
そんな風に過ごしていたある日、突然部屋の扉からノック音が聞こえた。
面倒になって適当に返事をすると、
中原中也
今、1番会いたくて会いたくない人物が立っていた。
太宰治
本当に意味がわからない。この頭脳を駆使して、根回ししたのに。
中原中也
しまった。疲れの影響か、隙ができていたのか。
そう青ざめる僕を前に、今までに見たことのないほど真剣に、そしてよそよそしく彼は告げた。
中原中也
太宰治
中原中也
中原中也
太宰治
太宰治
中原中也
太宰治
中原中也
本当に、幸せだった。
でも、そんな幸せも長くは続かない。
調べた通りの異能力。もう、長くは続かない。
太宰治
苦しい。
ただ、彼を殺したらどれだけ幸福なのか、そう考えてしまって仕方がない。
それが異能力による影響か、元々持ち合わせていたのかなんてこの際どうでもよかった。
中原中也
太宰治
中原中也
太宰治
太宰治
中原中也
中原中也
そう言いながら、彼は笑顔で涙を流しながら告げた。
太宰治
太宰治
僕の視界が涙で霞む。
中原中也
中原中也
太宰治
中原中也
中原中也
太宰治
右手で君の胸を抉って、生暖かい心臓に触れる。
中原中也
太宰治
君の命が僕の肘を伝って、足元で真っ赤な花が咲き誇る。
君はそれ以降声も出さず、
蹲りもせずに、
僕の背に腕を回した。
中原中也
中原中也
太宰治
きっと、君を傷つけることでしか伝えられなかったのだろう。
ごめんね、僕は愛を知っちゃいけなかったんだ、
太宰治
二人、真っ赤な花が咲き誇るその池で、静かに眠りに浸った。
主
主
主
主
主
主