/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！
私立・晴風学園。この学園は共学で、制服は指定の物から好きな種類が選べる学校。 そんな晴風学園に通う僕・近重 唯(このえ ゆい)は、昔から可愛い格好や物が好きな為女子用の制服を着用している。最初は勇気が必要だったけど、いざ登校してみたら周りに恵まれていたようで批判される事はほとんどなかった。
唯
颯希
僕が教室に入ると、入学時から仲の良い男子・枢木 颯希(くるるぎ さつき)がいた為挨拶をする。振り向いた颯希はいつも通り挨拶を返してくれた。
颯希
唯
颯希からの問に僕はいたずらっ子な表情をして見せる。もちろん上目遣いで。 実は僕は颯希の事が好き。今まで誰かを好きになった事は無かったけど、颯希に対してだけ感じる思いを姉に相談してみたら「それが恋だよ」と言われて納得したのは2年生になってから。 だけど颯希は全く振り向いてくれなくて。必死にアピールしてるのにいつも空回り。きっと颯希には仲の良い友達としか思われて無いんだろうな。
颯希
唯
颯希に声を掛けられて気がついた。いつの間にか暗い表情になってしまったみたいだ。このままじゃ颯希に心配かけちゃう。すぐにいつもの笑顔に戻して宿題のノートを差し出した。
颯希
唯
いつもそうだ。僕の恋心には気づかないのに、困っている時や悩んでる時にはいつも助けてくれる。それだけじゃない。入学時に女子用の制服で登校した僕を貶すどころか似合っていると褒めてくれた初めての人。それから僕は颯希を意識するようになった。
藍
唯
颯希にノートを渡した後、離れた窓際でぼーっと外を見ていると静かな声で話しかけて来たのは唯一僕の恋心を知っているクラスメイト・結城 藍(ゆうき らん)くん。 1年の時に転校してきた生徒で、最初は颯希経由で仲良くなったけれど藍くんには僕が颯希を好きな事かバレていて。それから相談に乗ってもらっている。
唯
藍
唯
藍くんの言葉に呆れた表情を向けてみるも、いつもニコニコしているその表情からは何も分からない。でも、確かにそうだ。本心なんて聞いてみないと分からない。
唯
藍
ため息を吐く僕に藍くんが何かを言おうとした瞬間、すぐ側に颯希が来ていた。手にはノートを持っているから、きっと宿題を写し終えたのだろう。
颯希
唯
そのタイミングでチャイムが鳴った為席に着く。結局藍くんが何を言おうとしていたのかは分からないままだった。
