「ねー、千輝くん. キスしよ」
「な、何言ってるんですか!
ここ学校ですよ!」
「じゃあ、家だったら
してくれるの?」
「っ、そ、それは……」
「今日、千輝くんの家に
遊びに行こーっと!」
「せ、先輩!!」
◇
◇
放課後. 図書室.
目の前には
黙々と本を読む千輝くん.
私の彼氏です.
三上 ゆめ
千輝 慶太
千輝 慶太
そう言う千輝くんの頬は真っ赤.
なぜなら……
千輝 慶太
千輝 慶太
三上 ゆめ
三上 ゆめ
私が隙を狙って
千輝くんにキスをしたから.
千輝 慶太
三上 ゆめ
千輝くんはかなり
ウブでピュア.
だから、最初に手を繋いだのも
キスをしたのも全部私から.
まあ、すぐ真っ赤になる
千輝くんもすごく可愛いから
別にいいんだけどね?
三上 ゆめ
三上 ゆめ
千輝 慶太
千輝 慶太
でも最近はそれが
少し不満だったりする.
たまに、本当にたまーに
二人きりのときに千輝くんから
してくれることもあるけど.
それも滅多にないことだ.
千輝 慶太
千輝 慶太
千輝 慶太
三上 ゆめ
正論を言う千輝くんに
むくれながらも
仕方なく本を開いた.
◇
放送
放送
放送
いつものチャイムが聞こえ
私と千輝くんは顔を上げた.
千輝 慶太
三上 ゆめ
千輝くんに続いて
薄暗い廊下を歩く.
三上 ゆめ
千輝 慶太
振り向いた千輝くんが
最後まで言い切る前に.
千輝くんの唇に
軽いキスを落とした.
三上 ゆめ
千輝 慶太
真っ赤な顔でフリーズしてる
千輝くん、可愛いっ!
そう上機嫌でまた
歩き出そうとしたとき
千輝 慶太
三上 ゆめ
いきなり千輝くんに腕を引かれ
壁に押し付けられた.
三上 ゆめ
いわゆる「壁ドン」に
興奮するまもなく
ドアップで千輝くんの顔.
め、めちゃくちゃ
ドキドキするっ……!
千輝 慶太
三上 ゆめ
唇に、暖かい感触.
優しいキスに
とろけそうになる___
千輝 慶太
三上 ゆめ
ち、千輝くんが!千輝くんが!
三上 ゆめ
千輝 慶太
三上 ゆめ
に、二回目…!?
い、き…つづかないっ…!
三上 ゆめ
唇が離れると同時に
腰が抜けそうになるのを
千輝くんが支える.
千輝 慶太
三上 ゆめ
きょ、今日の千輝くん
甘すぎるっ!!
千輝 慶太
千輝 慶太
そう言う千輝くんの顔は
私に負けず劣らず真っ赤で.
三上 ゆめ
千輝 慶太
後輩くんは
たまに甘々.
end.
読んでくれて📖 ありがとです!!☺︎ ぜひほかの作品も 見てみてください!!☃
コメント
4件
いや、うん、もう最高です
主さんの名前、なんて読むんですか?教えてくれると嬉しいです!
めっちゃ良かった〜! てかやっぱり書くの上手〜! 今一番にハマってます!!