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好きと言えなかった恋も
喧嘩のままの人間関係も
一言も喋らない家庭も
もう、全て無くなる
いや、『無くなる』んじゃなくて
『捨てる』んだ
"期待"というものを失った訳じゃない
眠る前にはいつも、期待してしまう
明日には「好き」と言えるんじゃないか
明日には仲直りできるんじゃないか
朝目を覚ましたら、 「おはよう」と言われるんじゃないか
でも、朝になったら その"期待"も空っぽ
なら、私にとっての朝を無くそう
ずっと、期待に溺れたままでいいんじゃないか
そう思うようになった
あれこれ言われても、もう遅い
私は階段を一段一段、踏みしめる
『何が正解なのか_』
それは、未だに分からない
何をしたら、幸せになれる?
ずっとその『答え』が欲しかった
でも、誰も教えてくれない
どうしたらいいかも分からない
『大丈夫』と無理して笑うのも、 もう無理だった
誰かに相談できる訳でもなく、
自分の心の中は、 気づいたら疑問だらけ
でも...私が見つけた『答え』は これしか無い
ようやく、屋上に着いたようだ
☒☒
風を感じながら、
地面がどんどん顔に近づく
もうこれで、 彼女は『答え』を探す必要も無い
これが彼女にとっての 本当の『答え』なのかは、
誰にも分からないけど_