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⚠注意⚠ これはmmmrの二次創作作品です。 以下の要素を含みます。
・znさん擬人化 ・ほんわりcp ・モブの登場 ・暴力的描写
それではスタートです。
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私は、産まれた時から目は赤く、赤い角の生えた『人外の子』だったそう。
その姿は村の人にとっては『バケモノ』とは変わらず、 危険な種族ではないため処刑は免れましたが、両親にもすぐ見放され、 奴隷商人に売られてしまったらしい。
物心がつき始めた頃、「鬼の力は危険だ」と片方の角を折られた。 そのせいで私は夜では無いときに能力を使うと疲れてしまう体質になってしまった。 今でも鮮明に覚えている。
食事は最低限、睡眠は隙間、温もりは一切なく、与えられたのは「命令」と「鎖」だけ。
働かされた先は数え切れないほどあった。 貴族の屋敷・鉱山・あるいはこの国の特殊部隊…… 使い物にならないと思われたらすぐに売り飛ばされた。 時に「力持ちの鬼の子」として持ち上げられもしたが、 それは道具としての賞賛にすぎなかった。
勿論他の人外の子の奴隷もいる。 しかし私がこの中で一番年上だった。
私はガスの充満する最深部に送られ、ツルハシを握らされていた。 通常なら防毒マスクを付けて入るはずのエリアにも、「鬼だから死なないだろう」と 何の装備もなく放り込まれる。
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いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ…
早く売り飛ばされてくれ。 でも次売り飛ばされた場所はこれよりも辛いかも…
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他の人外の子の奴隷は幼いのでこんな過酷ではない。
一番年上だった私はガスの充満する最深部に送られ、ツルハシを握らされていた。 通常なら防毒マスクを付けて入るはずのエリアにも、「鬼だから死なないだろう」と 何の装備もなく放り込まれる。
土砂崩れや落盤が起きても、人間の奴隷を使うと死ぬからと、 「調査役」として使われる。 割れた岩に身体を打ち付け、血を流しても「まだ動けるなら問題ない」とされ、 手当すら出来なかった…
鉱山は体力的に辛かったが、人格的に追い込まれたのは貴族の屋敷に売り飛ばされた時。
貴族は飽き性で、飽きたらすぐに別の貴族へと売り飛ばす。
…またよく分からない不味い食べ物だ…
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ある貴族の元では鬼という異形の姿を理由に、 貴族たちの「奇妙なコレクション」として扱われた。
お茶会やパーティーでペットのように披露される。 衣服もわざと華やかで奇抜なものを着せられ、 素性を否定された状態で「可愛いでしょ?」と笑われた。
ある貴族の元では炎を操る能力があることを理由に「見世物」として扱われた。
おおおッ
貴族の歓声。私は恐る恐る炎を操り国王の名前を描いた。
あぁ、うるさいうるさいうるさいッ
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空中に花?そんなのしたことない…
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ベチィィンッ
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無理難題を押しつけられた挙げ句、失敗したときは、鞭打ちや断食といった罰が下る。
他の貴族の元では
「鬼なんだから言葉をしゃべるな」 「笑うな」 「人の名前を呼ぶな」
といった命令を受け、振る舞うことを禁じられる日々。 これにより、長らく自分の名前すら口に出さなくなっていた。
一番人格的に追い込まれた殆どの理由はこれのせいだったかもしれない。
そんな中、私は同じ人外の子を見つけた…
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私をジッと真顔で見つめる姿は、なにを考えているのか分からない、少し不気味だった。
金色の目…これは『人外の子』…
でも、その可能性は無くなった。 どうやら国王の娘だったそう…
なんだか、虚しくなった。
精神的に無理だったのはこの国の特殊部隊の所に売り飛ばされた時。
実戦訓練で、他の隊員に対して「人外の子の戦い方を学ぶための敵役」として強制出場。 木の盾と短剣だけを渡され、全身を狙われる訓練対象にされる。 命は取られない程度に抑えるよう命じられるが、怪我は絶えなかった。
炎の力を利用できると知るやいなや、「どこまで燃やせるか」「どの程度怒らせれば発火するか」など、精神をわざと追い込む実験を繰り返される。 火を出さなければ電撃の罰、出せば敵兵として叩かれるという二重の苦痛。
思い出したくもなかった。
でも、とある新人隊員は私を認めてくれた。
???
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???
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mzrは周囲を見渡したあと、手に持っている箒を壁に立てかけ、 私が捕らわれている檻の前にしゃがみ込んだ。
艶のある珍しい白色の髪に、青い目。透き通るように色白な肌。 私は思わず見とれていた。
mzr
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mzr
mzr
mzr
mzr
mzr
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mzrは笑って見せた。
mzr
mzr
コツン…コツン…コツン…
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白の髪を靡かせて階段を上るmzr。
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mzr
それはある日の事だった。
バンバンッ!バンッ!
地上から大きな銃声が鳴り響いた。
途端、悲鳴や叫び声が銃声と入り交じって聞こえてきた。
タッタッタッタッタッ…
…誰かが、降りてきた
mzr
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mzr
mzr
mzr
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mzrは檻の前に立った。
mzr
mzr
mzr
ダッダッダッダッダッ!
mzr
mzr
mzr
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mzrは微笑むと私に背を向けて、他の隊員に捕らえられ、地上へと上がっていった。
夜、私は炎や邪毒で鎖と檻を壊そうとした。
しかし、そんな簡単にはいかなかった。
ようやく壊せた時には、既に日が昇っていた。
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mzrさん、ごめんなさい…
でも…
いつかまた逢いましょう
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up
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up
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