これは
とある子供の願いから始まる
また、
悲しい悲しい物語
sha
…なーなーut
ut
ん、なんやshaちゃん
sha
あんさー
sha
今日って、家に母ちゃんら居る?
ut
あー…どうやろなぁ
ut
またどっかほっつき回っとるかもしれへんし
sha
ふーん
ut
…あ”ー
ut
俺にはあいつらのこと
ut
なーんも分からへんわ
sha
そか
sha
……ほんなら
sha
……
sha
いや…
sha
やっぱなんでもないわ
ut
ん、?
sha
すまん!忘れてくれ
ut
そうか…?
ut
ならええけど…
sha
……今日も、来んかったな
sha
rbr…
sha
………
sha
もうッ……1ヶ月は会っとらんで
ut
……せやな
ut
なんかあったんやろな、きっと
sha
…な
ut
……
ut
………あ、あれzmちゃう?
sha
え、どれどれ?
ut
ほら、あのーマンションの方
ut
緑のパーカーの奴おらへん?
sha
…あー!ほんまや
zm
あ、shaとutやん!
sha
おーzm
sha
お前がこっち居るん珍しいな?
zm
あーせやね
zm
あんまこっちの通り来おへんからな
sha
なんか…用があったん?
zm
あー、そういうのも特にないねんけど
ut
けど?
zm
………w
zm
いや、まじでなんもないねんw
ut
……ふはッ笑
sha
w…えーほんまかぁ?
zm
いやwガチガチ
zm
なーんか…
zm
こっち来たらなんかいい事あるような気がして
zm
……なんか…なんとなく
ut
…いやまじで理由薄っぺらいやんw
sha
んな笑まぁzmらしいっちゃらしいけどな
zm
…w
zm
あー、てか
zm
あの噂…きいた?
sha
噂?
zm
そうそう
zm
なんか、友達がほかのクラスの奴から聞いたらしいんやけど
そいつが言うには
なんか…俺らと同じくらいの背丈の……
たしかー…眼鏡の男の子…?言うとったかな
なんか、色んな人の間で
”天の声”
って呼ばれとるらしいねんな
まぁ、なんでかは知らんねんけど
んで、その天の声が…なんか
色んな人ー…とは言っても
同い年くらいの子供に限る…らしいんやけど
あのー…危害を与えとるみたいなんや
例えば……なんやろな
えーーっと
……ぁあ、あれや
突然原因不明の発作や体調不良が起こったり
幻聴を聞かせるー……とかそういうんな
sha
…へぇ、そんな噂があったんや
zm
そうそう…
sha
……えー、なんでその天の声ってやつは
sha
子供に危害を与えとるんやろ…
zm
んーー…分からへんなぁ
zm
……あっ
zm
あとー…あれや!
sha
なにー?
zm
えっとな
zm
俺らとは違うクラスのやつの話なんやけど
zm
なんか、そいつが天の声に会った…みたいな
zm
そう本人がずっと言っとるらしくて…
sha
うん
zm
んで、そいつな
zm
今、不登校らしいねん
sha
え!?
zm
やからー…なんかされたんちゃうかっ!?
zm
って結構噂になってんで
sha
……えーまじか…
sha
そんな噂が……
ut
……聞いたこと無かったわ
zm
えー…そうなんや
ut
……っすまん
ut
俺…こっちやから
sha
あぁ、OK!
sha
またねー
zm
またな!
ut
うん、また