作者
今回は、私が前に書いた『シスターのバチキンが死神の████に魅入られた話』の世界線のあの人とのクロスオーバーです。
時系列的だと本編が始まるずっと前です。
時系列的だと本編が始まるずっと前です。
ざくろ
ざくろが来たァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!(私が来たのノリで)
シーン……
ざくろ
あれ、留守かな留守かな?
ざくろ
ん。
見慣れない十字架だ。
ざくろ
なぁにこれぇ。太陽のものじゃなさそー……
ざくろ
どっかに置けば気づくよね!うん気づく!
独り言を言いながら、ざくろは何も植えられてない植木鉢の土の中に十字架を刺した。
ざくろ
あれ……なんか……
ざくろは意識を失った。
ざくろ
……あれ、なんだろここ……
気がつくと外にいた。 しかし、周りには何も無く、目の前に教会があるだけ。
ざくろ
…………………………。
ざくろは惹き付けられるかのように、教会に向かった。
教会のドアを開けると、そこは太陽のいる教会とは違う場所だった。
ざくろ
あ……
太陽?
おやおや……
太陽?
こんなところに小さな少女が1人……貴女は誰ですか?
太陽?
別の世界から迷い込んだようですが……
ざくろ
……そうかも。
でも、太陽はざくろの知ってる太陽じゃないよね……
でも、太陽はざくろの知ってる太陽じゃないよね……
太陽?
何故私の名前を……まあいいでしょう。私はこの教会の教祖……といってもまだなったばかりで、聖職者は私以外まだいませんが💦
太陽?
ですが、あの時助けて頂いたあの女神様が、私を迎えに来てくれるまでここを守るつもりです。
異種婚姻はまだ認められてませんが、いつか……。
異種婚姻はまだ認められてませんが、いつか……。
ざくろ
……………………。
太陽?
それに貴女は私の記憶の中の女神様に似てますね……
太陽?
例え成り代わりでも、会えて嬉しいですよ。
ざくろ
なりかわり……
ガチャ!!
太陽
ざくろ!
ざくろ
あ、太陽。
太陽
ここにいたのかよ……教壇に置いてた十字架がないと思いきや植木鉢に刺しやがって……
太陽
本以外無闇に触るなってあれほど言ったろ。
ざくろ
ごめ〜ん……
太陽?
ふむ……貴方もこの子と同じ世界から来たのですね?
太陽
あ?……まあとにかくうちの連れがすんませんね!!
太陽?
連れ……?ということはご友人ですね?
ざくろ
そういうとこ!
太陽?
そうですか……素敵です。
太陽
…………ざくろ、そろそろ戻るぞ。俺はまだこいつに話をつけたいが……バタフライエフェクトっつーのは何が起こるかわかんねえ。
俺も叫びたい気分なのに何気に落ち着いてる。
俺も叫びたい気分なのに何気に落ち着いてる。
ざくろ
うん……
太陽?
もう帰られるのですね。
太陽?
ざくろさんと言いましたね。
ざくろ
うん。ざくろだよ。
太陽?
ざくろさん……例え貴女があの時の女神様のなにかだとしても、私は会えて嬉しかったです。私はこれからも、彼女が私を迎えに来るまで永遠を生き続けます。ですから貴女は死にたどり着く前に、貴女にとって最高に良き理解者を見つけてくださいね。
貴女に幸あらんことを……
貴女に幸あらんことを……
ざくろ
うん。
太陽
……………………。
太陽が暮らす教会。
太陽
戻ったか……ざくろ生きてるか?
ざくろ
ん。
太陽
……なんかお前にしては落ち着きすぎだ。
ざくろ
そう?……でもさ、あの人……永遠を生き続けるって……ずっと一人ぼっちってことだよね。ざくろね、太陽が1人になるの悲しいよ……
太陽
は????何言ってんですか?俺が1人になって悲しいわけねえだろバーーーーーーーーーーーーカ!!!!!!!!!!
ざくろ
………………だよね!
さて、彼女が植木鉢に刺した十字架はどこへやら……きっと誰かが、またあの世界に行くことを悟り、消えたのだろう。
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コメント
8件
やっべえ、、にんまりが止まんねえ、!!
太陽「そういやあの十字架どこやった?」 ざくろ「え?植木鉢に刺しっぱだよ?」 太陽「え、ねえよ。」 ざくろ「え"ッッ」