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あれから私は
ずっと、座敷牢かお風呂のためにでるかの生活だった
でも、マスターが昔の遊びを教えてくれたり
女の人のお肉をくれたりしてくれた
聖月
聖月
聖月
マスターの愛は普通のものでは無いだろうけど
いつも、割れ物を扱うような世話をしてくれた
葉月
聖月
半年が経過した頃にマスターに聞いたことがある
葉月
これは、ただ単純に気になっただけだった
私はここから出られないから、誰か世話をしてくれないかと思ったからだ
聖月
聖月
聖月
葉月
自分を監禁しているはずなのに、この人のことをいつしか信用しそうになる自分が怖かった
でも
少し、嬉しかった
バタッッ
葉月
葉月
4、50年程経ったある日
マスターが倒れた
必死に揺すって
自分の血を与えて鬼にできるかとおもったけど
もう、動くことは無かった
葉月
葉月
鬼となってしまった自分は時間感覚がおかしくなっていた
そうだ、もう、マスターは
葉月
少し、マスターに依存していたみたいだった
その日から、他のマスターが来ることは無かった
きっと、何十年も前の事だ、忘れているのだろう
葉月
葉月
目の前には少し腐敗したマスターの死体
食べたくない、食べたい
葉月
葉月
葉月
葉月
その瞬間
私は初めて自主的にマスターにかぶりついた
マスターは
少し、ほろ苦い感じだった
葉月
座敷牢の前にはほかの実験体の死体ばかり
私はその実験体に手を伸ばして
葉月
葉月
葉月
葉月
私は改めて思った
私って鬼なんだな、
人の頃は絶対に美味しいなんて思わなかっただろうに
葉月
まったく会っていないからね、と思いながら肉を貪り食った
もうすぐ、会えることも知らずに
ぬ
聖月
葉月