この作品はいかがでしたか?
2,112
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いつもと変わらない日曜日
のあさんのお見舞いに行こうと思っていたので、
午前十時過ぎに起きた
じゃぱぱ
頭の中に嫌な想像が浮かび上がる
スマホを持ったまま固まり
数分過ぎた
えと
通話
00:00
えと
えと
えと
じゃぱぱ
覚悟はできていた
ずっと前から
それなのに手が震え、
足が震え、
涙が溢れてくる
視界が滲んでいく_
えと
えと
えと
えと
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
のあさんは眠っているときと同じように
優しい表情で横たわっていた
ただ眠っているようにしか見えない
すぐにでも目を開けて『おはよう』と 優しく微笑んでくれるのではないかと思った
でも、俺が何度呼び掛けても目を覚さない
そう
のあさんはタヒんでしまったんだ__
初雪が降り、
やけに冷え込んだ日、
のあさんの葬儀が行われた__
のあのお母さん
えと
じゃぱぱ
でも…
俺は弱虫なのだろう
骨だけになったのあさんを見たくなかった
俺はその場から逃げ出してしまった__
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
タッタッ
えと
えと
じゃぱぱ
えと
じゃぱぱ
そう言って俺に手渡したものは
薄い桃色の手紙だった
自室に入り
俺はゆっくりと手紙を開く
じゃぱぱさんへ
じゃぱぱさん、
私はじゃぱぱさんに出会えて本当によかったです。
辛かった日々が、楽しい毎日へと変わっていきました。
じゃぱぱさんは毎日のように私に会いにきてくれて、
えとさんも連れてきてくれました。
感謝しています。
ありがとう。
私はたぶん、一生分笑いました。
それから、一生分の涙も流しました。
早くタヒにたいと思っていた私が、
じゃぱぱさんと出会えたことで
“生きたい”と思えるようになりました。
これから毎日、病気と闘うって気持ちにもなれました。
できればもっともっと一緒にいたいです。
でも、もしものときのために、
この手紙に伝えたいことを書いておきますね。
じゃぱぱさんのおかげで、私は幸せでした。
じゃぱぱさんも、幸せになってください。
私の分まで、長生きしてね。
天国から、じゃぱぱさんがしばらくこっちに来ないことを祈ってます。
おじいちゃんになったじゃぱぱさんと
天国で再会できる日を楽しみにしてますね。
それから最後に、じゃぱぱさんに伝えたいことがあります。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
手紙には
赤、オレンジ、黄色の三本のガーベラの絵も一緒に描かれていた__
俺は何度も手紙を読み返した
毎晩のように涙を流していた
毎日のあさんのことを考えていた
ー一日でも、一時間でも、一分でも一秒でも長く生きる。
のあさんのこの言葉がずっと心に引っかかっている
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
俺は覚悟を決めた
翌日
俺は両親をリビングのソファに誘導した
じゃぱぱのお父さん
じゃぱぱのお父さん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱのお父さん
じゃぱぱのお母さん
じゃぱぱのお母さん
じゃぱぱのお母さん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱのお母さん
じゃぱぱのお父さん
じゃぱぱのお父さん
じゃぱぱのお父さん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱのお父さん
じゃぱぱのお父さん
じゃぱぱのお父さん
じゃぱぱ
ーいいんだよ、それで
じゃぱぱ
コメント
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こういう作品でこんなに泣いたの初めて... 大号泣中です...
気づいたら涙を流してました