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ガチャッ……

扉を開けると共に彼…城から無事に帰ってきたサインが入って来た

一番最初に気付いたすまない先生が、無事を確かめると、にっこりと笑った

すまない先生

あ、戻ったんだね、おかえり〜

すまない先生

こっちは大丈夫だったけど…弟君の件はどうなってたんだい?

サインは家に上がると椅子に座って話し始めた

サイン

ええっと…

サイン

結論から言うと弟には会えた。自分が持ってる力で居場所が分かったから…

ドリーム

んで、約束通り情報は貰ってないって事で?

サイン

あっ、ぁうん、そこに関しては大丈夫だから

何故か無駄に行き良いよく頷く。普通そうに見えるが…少しだけ違和感を覚えた

だか本人がすぐどこかへ追いやってしまった

レッド

すぐに城には入れる状態みてぇだな…

レッド

じゃ、俺らが入っても大丈夫そうか?

サイン

あっ、そこは…

サイン

あの、昔多分私達兄弟を担当していた方がいて…

サイン

何かよく分からないけど…

サイン

仮面をしていたのにバレかけたんだよね…

ゴースト

えっ!?それってかなりヤバかったんじゃ……

サイン

仮面の下が汗まみれになったよ…

サイン

まさか覚えてる人がいるなんて思いもしなかった…

はぁ、とその時のことを思い出したのかため息を着くサイン。

これは相当ビビったのだろう

赤ちゃん

逆にそんだけ印象に残ってるって事なんだろうな!

マネー

確かに…有り得るか

サイン

そこでは何とか切り抜けたから平気だから…

サイン

やっぱり仮面とかして顔を隠しておけば行けると思うよ

レッド

おっ、それは良かったぜ

レッド

これでようやくお目当ての情報さんを手に入れられるって訳か…

サイン

という事で…明日、3人は城に乗り込むって事で…

サイン

いいかな?

「3人」と呼ばれた人は顔を上げる。そしてそれぞれが思い思いに答えていた

レッド

俺はいつでも行って構わねぇぜ?

レッド

2つの目的のために…やんねぇと行けないんだよな

レッド

めんどくせぇけど…やるぜ

ゾン兄

俺も、これは必ずやるべき事だと思ってるから…

ゾン兄

情報、2人のため、行かないといけねぇ

ゾン兄

これからのためにやってやるぜ

ゾン兄

…ゾンビ?どうした?

ゾンビ

……俺…行かねぇ……

ゾンビが下を向いて言った。これには全員、途端すぎて驚きを隠せない

慌ててスケさんが話し込む

スケさん

どっ、どうしたんだよゾンビ!!

スケさん

お前だって気配とか消すの得意だろ!?

スケさん

何で…行かねぇんだ?

ストレイ

そうだよね…ゾンビ君、急に何が…

ゾンビ

いや、実はよ…

ゾンビが何かを隠すように笑う

ゾンビ

俺だって得意だとは思ってる、けど

1つ、テンポが落ちて声量も落ちる

ゾンビ

レッドや兄ちゃんの方がその腕は上だぜ?

ゾンビ

それに俺ってドジったりするから…

ゾンビ

城に入る、そんな一か八かの大勝負の時に…やらかしたら、なぁ?

後は想像にお任せします。と言わんばかりに言葉を切った

彼も彼なりに考えている様だった

一番のゾンビの理解者であるゾン兄は、そっと頷いた

ゾン兄

…………お前らしいっちゃらしいか

ゾン兄

うし、分かった。3人でもしっかりやって来るからな!!

ゾン兄

なぁ、サイン!レッド!

サイン

もちろん!

レッド

おうっ!!

ゾンビ

兄ちゃん…やる気出すなんて…

ゾンビ

…空前絶後の大事件だ…!!

ゾン兄

…はぁ!!!??

ゾン兄

ゾンビー!!何なんだよお前はー!!

目を丸くしてゾン兄をじっと見つめるゾンビと、何処か嬉しそうに激怒するゾン兄。

見ている他のメンバーは涙が出る程笑い続けたのだった

全員

ブッ…っははははっ!!!!!wwwww

サイン

で、これが出会った能力者の中の2人

サイン

本当はもっと大人数だけどね

ヒリ

そう、ありがとう兄さん

翌日、サインが入ったルートで城に潜入した

サインの持っている力もあって、言っていた通り、顔を隠せば何とかなった

でも何故か体が強ばって動きづらく、大変だった

城だからだろうか。でも……何か来たことがある気がするのは気のせい…だろうか?

…そしてようやく出会ったのが…

ヒリ

初めまして、こんにちは。私はサインの弟に当たる…

ヒリ

「ヒリ」と申します。何度か兄から話を聞いたかと思いますが…

レッド

もちろん聞いてるぜ、よろしくな

ゾン兄

こっちからも、大切な事教えてくれるみたいだから

ゾン兄

本当にありがたいぜ!

ヒリ

それは良かったです!

ヒリ

これからよろしくお願いしますね!

青色の髪のどことなくサインと同じ空気を漂わせている青年…ヒリだ

握手を交わした時の笑顔が、とても気さくで心地良かった

レッド

じゃあ…本題に移るぜ

サイン

…ねぇ、この数年で見つけた情報(こと)って…

サイン

何?

ヒリ

それは

息を呑んでヒリを見つめると、静かに口を開いた

ヒリ

初めからゆっくり説明するね

ヒリ

まず…王族がどうやって全ての住人の記憶を管…いや支配しているか

レッド

おう…頼んだぜ

ヒリ

どうやら王族は「記憶の本」と言うものを使って支配しているらしい

ヒリ

その本を扱えるのは王族の中でも上の方々のみ

ヒリ

それ以外は肝心の書き換えが出来ないらしい

ヒリ

でもそれがどこにあるかは分かっていない……

ヒリ

それで、なんで支配しているか、って事は…

ヒリ

「良い記憶」を探して、保存している

ヒリ

つまり良い記憶があったらその部分を抜き取る、

ヒリ

逆に良い記憶ができるように、その為の記憶を入れたりしている訳

ヒリ

それで、良い記憶とやらを‪”‬ある方‪”‬に捧げているらしい

ヒリ

私達が小さな頃からどこかの部屋で何か行われている様だったから…

ヒリ

きっとそこで‪”‬ある方‪”‬に…捧げているんだろうね

ヒリ

でも‪”‬ある方‪”‬は誰なのか、とか何で記憶を捧げているのか、とか

ヒリ

まだまだ分からないんだよね…

はぁ、と重々しくため息を着いた

ヒリ

数年も調べたけど…まだ分からないことがあるなんて…

ヒリ

この王族は…全く

その実感のあるつぶやきに、サインは深く深く頷いた

サイン

本当、裏で特大の隠し事をしているよ

レッド

記憶の本、良い記憶、‪”‬あの方‪”‬、捧げる……

レッド

中心に入って来そうなキーワードは出てきてるけどなー

ゾン兄

ここまで自力で調べたヒリもすげぇな…

ヒリ

ありがとうございます……!

ヒリ

もっと…裏の事を探っていかなければなりませんね…

サイン

そこがもう…この国の確信だよ

サイン

本を使って上の方々が支配、良い記憶を抜き取って保存、‪”‬あの方‪”‬に捧げる…

ヒリ

流れはそんな感じ……

ヒリ

明らかにうr

ドオオオオオン!!!!!

全員

!???!

ゾン兄

な、何だこの爆発音!どこから…って

ゾン兄

下からか!?

レッド

おいおい!!どうなってやがる!

ヒリ

下…地下…っ!!

ヒリが思いつたのか荒らげた声を上げた

ヒリ

地下に…昔封鎖された「地下広場」がまだ残っているはずです……!

ヒリ

きっとそこから…!

サイン

ヒリ、そこの入口って分かる?

ヒリ

確か!

サイン

案内して、そこに行くから

ヒリ

分かった。……じゃあ着いてきてください!

全員

おう!

顔を隠し直すと、その入口へ一目散に走り出した

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

今回も面白かった! 『ある方』って、誰だろう! てかヒリ優秀すぎん??私もこんな人になりたいわぁ

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