【それいけ！英国さん】

…帰宅するまでの間、 私は「上手くやってる人」とやらのことをずっと考えていた。

それは何処に居る誰なのか。

昔は私と同じように苦しんでいたのか。

今日は本当に色々あり、心がが追い付けていませんね。

…そんな時には。 紅茶、紅茶、、、、。

ｺﾞｿｺﾞｿ

ティーパックがあったハズの場所に置かれた 白い紙。

ぐちゃぐちゃのきったねぇ字で 何やら文字（っぽいの）が書かれている。

？父へ てえパックは？？かった。 ？？？てはしければ あしたいっしょに？？ものへいけ アメリカより

親父へ ティーパックは預かった。 返してほしければ 明日一緒に買い物に行け アメリカより

ーそう言った所で、イギリスは気付いた。

一気に背筋が凍る。

や、やってしまった！

人に優しくしなければ死ぬのに、、、 なんですかその答え方は、、、、、！

....そうだ！ 謝れば、、、、。

ツー、ツー、、、

謝れなかった、、、。

どうしましょう、、 そのうち首が、、、、、、。

あれから、三十分程が経った。

傷ついた、なんて言われたら、、、。

例えそれが嘘でも、謝らなければならないのでは、、？

.......謝らなければ。

そうは思っていても、言葉が何も出てこない。

そこでイギリスの頭の中にふと あの時の高級料理店が蘇った。

そういえばあの時は、フランスに言葉を放ってすぐ 死んだ。

対して今回は、、、。 言葉を放ってから30分以上経つのに何も無い、、、。

何故？もう呪いは解けたのでしょうか？

でも、そんなハズはー

なにはともあれ、これは良い嘘探知が出来たものですね、、、

.....にしても。

やはり私って、謝れないんですね、、、。

そんなことを思って、激動の今日一日が過ぎた。

今思えば、何故こんな面倒くさい事に付き合ってしまったのでしょうか。

朝はもう少し寝たいのにー

面倒くさいですが、今更断れないのでついて行ってやりますか、、、。

待ってて下さい！私のティーパック！

3話　えんどぅ