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初めての学校
初めてのΩ
私は今まで丁重に扱われてきた
何故なら数少ないαだから
蓮
女子生徒
刺さる視線
αは特別だ
だから、私の制服も特別仕様
担任
担任
担任
蓮
担任
蓮
蓮
蓮
蓮
女子生徒
澪奈
担任
蓮
担任
蓮
蓮
担任
蓮
蓮
担任
私が普通を強調するのは訳がある
メイド
メイド
蓮
蓮
愛菜
愛菜
蓮
蓮
愛菜
蓮
カチャ、カチャ
愛菜
蓮
食事中に聞いたのは私が求めていた言葉だった
蓮
愛菜
蓮
愛菜
愛菜
愛菜
蓮
蓮
愛菜
愛菜
蓮
愛菜
愛菜
蓮
蓮
憧れてた学校という場所
1年半だけだけど
凄く凄く楽しみだ
澪奈
あまり居ないα
私はΩだから関わらない方
面倒だから
女子生徒
女子生徒
蓮
蓮
女子生徒
女子生徒
蓮
澪奈
まるで犬みたい
人間を見て尻尾振って愛想振り撒いて
誰にでも懐く
私とは何もかも真逆の人
澪奈
よくタブレットで見ていた中庭でのお昼ご飯
そして購買のご飯!!
そんなワクワクしていた気持ちを必死に抑えながら中庭にやってきた
けど
蓮
タブレットの中では中庭でご飯を食べる人が多いのに中庭はガラガラだ
澪奈
蓮
木陰のベンチに人影が
あれは同じクラスの女の子だ
私は記憶力にはとても自信がある
チラッと見えた出席簿に書いてあった
窓側の後ろから2番目の席
西園寺 澪奈さん
正面から見るのは初めてだけど
絹のような白い髪に焼けてない白い肌
そしてキリッとした目に小さいお口
私とは何もかも違う彼女に私はつい
見惚れてしまっていた
澪奈
澪奈
凛とした声にハッとする
蓮
澪奈
澪奈
蓮
誰も寄せつけないように
誰も私に近づかないように
1人の方が楽 何も考えなくていいから
なのに
蓮
蓮
澪奈
蓮
蓮
蓮
澪奈
なんでこの人は鬱陶しく近づいてくるのだろうか
蓮
蓮
澪奈
蓮
蓮
澪奈
初めて…?この歳にもなって初めてなの?
親は一体どれだけの過保護なんだろうか
蓮
蓮
澪奈
でも、私を選ぶのは間違い
貴女と私はαとΩ
近くにいてはいけないのよ
澪奈
蓮
蓮
驚いて少ししゅんとした貴女
多分こんな態度を取られたことが無いのだろう
それは随分と良い対応されてきたわね
蓮
グイッと顔を近づけてきた彼女に驚いていると
蓮
澪奈
本当に、鬱陶しい
でも
澪奈
澪奈
澪奈
蓮
ちょっとだけなら構ってあげてもいいかも