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50人クラフト・ニート部の話(だいたい短編)

第3話 - 『吸血鬼は唐突に 2』Kunひま

2024年08月11日

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#ニート部

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#kunニート部

#Kun

ういたま2

ﾃﾚﾚﾝﾃﾚﾚﾝ

ひまじん

あざしたー

???

ちょっと〜ひまじんくぅん

???

挨拶は心を込めてしないとぉ

ひまじん

アンタは声ちゃんと出してくださいよ

ひまじん

陰キャさん

陰キャ転生

なんか今日機嫌悪いね。生理？w

ひまじん

女さんいないからって俺にセクハラすんのは意味わかんなすぎやろ

陰キャ転生

あのさ

ひまじん

何や

陰キャ転生

…友達が、昼間外に出なくなったんだけど

陰キャ転生

……どうしたんだと思う？

陰キャさんの友達。よく話は聞いていて、たしか同居していると言っていた。

ひまじん

ひきもこりになったんちゃう？

陰キャ転生

いやなんか、カーテン開けんのも嫌がっててさ

ひまじん

ふぅん？

ひまじん

(…太陽に当たりたくないんか？)

ひまじん

(もしそうやったら)

陰キャ転生

あ、客きた

陰キャ転生

じゃあ後で

ひまじん

あいよ

ひまじん

(てか陰キャさんも仕事しろよ)

ひまじん

陰キャさん俺上がるんで

ひまじん

お先に

陰キャ転生

おう

ひまじん

あ、そうや

ひまじん

友達って、夜は外出てん？

陰キャ転生

いや……寝てるからわかんない

ひまじん

…そうか

友達なら、ちゃんと向き合ってあげてくれ、と

心の中でこっそり言った

ひまじん

ん……？

ふと気づくと、部屋の電気がついていた

今日はバイトから帰ってきて風呂も入って寝たはずだが

KUN

ひまじん

ぇ、Kunさん？

KUN

おはよ

ひまじん

は？え、今何時

KUN

夜の12時だよ

KUN

来ちゃった

ひまじん

…そうっすか

KUN

あのさ

KUN

、今日…ちょっと言うことがあって

ひまじん

はい？

Kunさんは窓に向かって手招きした

できおこ

初めまして…できおこ、です

KUN

ひまじんがしぶといから、眷属つくった

ひまじん

…へ？

KUN

ね、できおこ

できおこ

ぁ、はい

目も脳も覚めた

KUN

じゃ、できおこ行こ

できおこ

はい

ひまじん

え、Kunさんどこに

KUN

ん、他の眷属候補のとこ

KUN

仲間は多い方が楽しいでしょ？

ひまじん

ぁ、ああ…

ひまじん

(…まじか)

その夜は寝れなかった。

何故

殆ど毎日しつこく俺の家に来ては、眷属になれと言ってきたのに

俺が悪いんか？

真っ暗な部屋の中で、ベッドの上に座ってあいつを待っていた

最近12時ほどには来ていたが、今日は3時になってやっと来た

KUN

やっほー来たよー

ドンッッ

KUN

いっ、つ……なに

力任せにKunさんを床に押し倒した。一瞬驚いたように目を見開いたが、直ぐにいつもの顔にもどる

ひまじん

…あいつ、は？

KUN

ん…できおこ？

KUN

今日はいないよ

ひまじん

そっ……すか

KUN

何？どうしたのひまじん

ひまじん

なんで、なんで眷属なんか作ったんすか…！！！

ひまじん

誰だよっ、あいつ！！

ひまじん

……おま、アンタ…！！…俺だけっ………

言葉が喉に詰まった。

俺だけを狙ってたなんて、一言も言っていないじゃないか

KUN

……ひまじん…

KUN

なに…ひまじんだけが良かったの？w

ひまじん

……ぃや

KUN

俺が眷属作って怒っちゃった？

ひまじん

、そんなこと

KUN

ごめんね？

ひまじん

Kun、さ

KUN

俺のこと好きなの？

ひまじん

………

ひまじん

、……………好き、ですよ

ひまじん

そう……怖かったんや…Kunさん、っが俺の傍から居なくなんの、が……っ

Kunさんの頬にぽたぽたと涙がこぼれ落ちた

KUN

大丈夫だよ、俺いなくならないから

ひまじん

Kunさ

KUN

ぽんぽんよしよし(ぎゅっ

Kunさんは朝が来ても俺のそばにいてくれた。昼の間もずっと。

???

ん……じん…ひまじん！！

べちっ

ひまじん

い゛てっ

頬に痛みを感じて飛び起きる。ぷくっと頬をふくらませたKunさんがいた

ひまじん

(かわええ)

KUN

いつの間に寝てんだよ

KUN

もう夕方なんだけど

ひまじん

すんません

ひまじん

そういやKunさん、眷属は…やっぱ、作るんすか？

KUN

当たり前だろ

KUN

…もし、もしも俺が死んじまったら……なんか嫌じゃん。寂しいだろ

ひまじん

……なら

ひまじん

俺も眷属にしてください…！

KUN

えっ？！

KUN

ひまじん、今なんて

ひまじん

いや、俺も眷属にッ

突然ぎゅっと抱きしめられた

KUN

いいの…？

KUN

お前いつも嫌って言ってたのに

ひまじん

当たり前っすよ

ひまじん

Kunさんの為なら…

KUN

恥ずかしいこと言うなよ、///

KUN

じゃ、あ…良い？

よく分からないが、Kunさんは相手を噛んで眷属にしているらしい。これをできおこさんにもやったと思うと少し嫉妬の感情が湧いた

KUN

(ガブｯ

ひまじん

っ…

血が吸われているような、感じたことの無い感覚

KUN

……っは

KUN

大丈夫？

ひまじん

ま、ぁ…大丈夫っす

ひまじん

俺もKunさんと同じになれたんすね

KUN

ああ

口内に違和感を感じて歯を触ってみると、普通ではないくらいはが鋭くとんがっていた

ひまじん

…えぐい、牙生えてるかも

KUN

早いね

KUN

見せてみ？

ひまじん

っんぐ？！

いきなり口の中に指を突っ込んできた。ぐにぐにと余計なところを触ってきて、気持ち悪いような不思議な感覚がしていた

KUN

ひまじん口の中あったかいね…

ひまじん

キモいんやけど…

KUN

……なあ

Kunさんが口から指を出した。つー、と銀色の架け橋が架かる

KUN

俺もお前ものこと好きだよ

ひまじん

…へ

KUN

言い忘れてたけど

KUN

俺が死ぬまで、お前の傍に居てもいいか？

ひまじん

は、当たり前っすよ

ひまじん

…ずっと傍にいてください、Kunさん

KUN

うん

Kunさんが俺に唇を重ねてきた。コンコン

突然窓からノックが鳴った。多分できさんだ

その時突然Kunさんの舌が入り込んできた

ひまじん

ッ？！

ひまじん

ん、ン゛ッ、ン゛

どんどんと背中を叩いてもやめてくれようとしない

できおこ

Kunさん？ひまじんさん？

できおこ

おーい(コンコン

ガチャリと鍵の開く音がした

ひまじん

っぷは

KUN

、できおこ

できおこ

え、いるじゃん

できおこ

言ってよひまじんさん

ひまじん

俺…？

ひまじん

(てかそれより…さっきの)

KUN

あ、ひまじんも眷属になったから

できおこ

そうなんすね

できおこ

よろしくね

ひまじん

お、ん

KUN

じゃ、次の眷属探しに行くか！

ひまじん

え、まだいる？

できおこ

GO！！

ひまじん

え、ええ？！

KUN

…ひまじん？

KUN

本命はお前だから(ボソッ

ひまじん

は

できおこ

なんか言いました？

KUN

いや？

KUN

俺は2人とも大好きだよって

そういって俺とできさんを後ろから抱きしめた

できおこ

なんすかそれw

ドクンドクンと、自分の心臓の音が聞こえる気がした

ひまじん

(……心臓に悪いって…)

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