「好き。」
こんなな短い言葉でも、伝え方によって変わってくる。
イチ『好き。ずっと一緒だよ!』
ニ『好き。付き合って欲しい。』
サン『好き。大好きだよ!』
僕の伝えたい『好き』は、2番目の好き。
もう、伝えられないって諦めたんだけどね。
「あ!青くん!」
「…ん、黄ちゃん。」
「……?何かありましたか?」
「…!んーん、大丈夫。」
彼が、僕の好きを伝えたい相手。
僕を庇って事故に合い、記憶喪失になってしまった。
「………?」
「……好きだよ。」
「ありがとうございます…!」
言っても伝わらない。
でも、いつか“また”絶対に伝わるようにしてやる。
~・ ~・ ~・ ~・ ~・ ~・ ~・ ~・ ~・ ~・ ~・ ~・ ~・ ~・ ~・
「青ちゃんっ!!」
「黄ちゃんっ!」
あれから1ヶ月。一向に彼に想いは伝わらない。
だから僕は思い切って、
「……チュッ」
彼にキスをした。
黄
黄
青
青
そう言って、彼は目を輝かせた。
「僕も…大好きです…!!」
コメント
21件
ブクマ失礼します
初コメ失礼します! めっちゃ最高です!
え、神くない、?