テラーノベル
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アロハ
アロハ
アロハ
"り!気を付けてね" 俺はそう返信した
アロハ
アロハ
携帯でゲームでもしようと思った
その時
アロハ
俺は異変を感じ取った
アロハ
そしてその異変の正体に気づいた瞬間
ドクン
俺の身体に"合図"の鼓動が響いた
アロハ
アロハ
ヒートだった
アロハ
カイくんの匂いに包まれているせいか 身体の火照りがどんどん激しくなるのが分かる
アロハ
怖さや不安は無いけど 我慢出来そうになかった
触りたい
そんな思いが止まらない
アロハ
アロハ
アロハ
俺は自分の下着の中に手を入れた
アロハ
アロハ
明らかにいつもと違う すぐに絶頂の波が腰の奥から込み上げてくる
アロハ
でもその快感を逃がしたくなくて 俺は上下に擦る手を早くした
アロハ
アロハ
ドクドクッ
アロハ
こんなに早くイったことなんて 今まで無かった
アロハ
そしてまた次の異変にすぐ気づく
アロハ
1回出せば治まるヒートが 何故か治まらなかった
アロハ
アロハ
アロハ
履いていた部屋着も下着も もう履いている意味が無いくらい濡れていて
熱くて苦しくて でも触れて欲しくて もう何が何だか分からない
その時だった
玄関のドアが思い切り開いた音 そしてドアを強く閉めた音が頭に響いた
海
カイくんの声が聞こえた気がした
アロハ
アロハ
海
アロハ
海
言葉とほぼ同時にカイくんに押し倒される
意識が朦朧としているせいで一瞬幻に感じた
海
海
アロハ
アロハ
海
海
海
すっと俺の耳元に寄るカイくん
海
吐息を漏らすような色っぽい声
アロハ
その声を耳元で感じ取ると 身体全体に電流が走った
アロハ
アロハ
痙攣と共に俺のからまた白濁が流れ出た
アロハ
海
アロハ
時間をあけずに2回
さすがに俺は力なく倒れた
アロハ
体力は消耗しているのに ヒートが消えてくれない
海
海
アロハ
いつもは俺が疲れていれば その日は我慢して引くカイくん
海
海
でも今日は違かった
海
海
海
海
息を切らしながら そう言ってくるカイくん
アロハ
アロハ
俺は手を伸ばした 早くちょうだい、と
海
海
そうカイくんが俺に告げた瞬間
子宮の入口めがけてカイくんのが一気に入ってくる
アロハ
子宮の奥に入ってるのに 頭のてっぺんまで突かれた感覚だった
海
海
海
そう聞いてくるカイくんは 顔を歪めながらも妖艶に笑っていた
なにその顔 もっと欲しくなる
アロハ
アロハ
カイくんの腰を掴んで引き寄せた
海
海
カイくんも大概のくせに
なんて思った
アロハ
海
海
海
そう言うとカイくんはゆっくりと腰を動かし始めた
アロハ
けれど直ぐに腰のスピードが上がる
アロハ
アロハ
海
そのまま唇を塞がれた
アロハ
ズチュッ ズチュッ ズチュッ
抜き差しされる度に水音が響く
アロハ
口は塞がれていても どうしても声は漏れてしまう
海
唇が離れてそう聞かれる
アロハ
アロハ
気持ちよくておかしくなりそう
海
俺の上で動いてるカイくんは いつもに増して色っぽい
髪からは汗の滴が流れてきて 前髪が少し目を隠してる
その奥にある瞳は綺麗で艶っぽい
海
また表情が変わった
海
俺の頬に触れてくる
なんて顔してるの
その表情は官能的、だけでは表せない程の色気
アロハ
カイくんは動きながら俺の首を触ってくる
それは"合図"
海
アロハ
俺は快感に溺れながらもそう答えた
海
頂点に達するまできっとあともう少し
カイくんは激しく腰を打ち付けてくる
アロハ
激しくて気持ちよくて 俺は声が止まらない
アロハ
アロハ
海
アロハ
好きが溢れる
海
海
アロハ
俺はカイくんを引き寄せた
海
海
カイくんは俺の耳元でそう言った
アロハ
海
アロハ
海
海
俺らは強く抱きしめ合った
海
そして果てる寸前
俺の首にカイくんが噛み付く
アロハ
そして
アロハ
ビュルルルッ
海
ドク…ドクッ…ドクッ
カイくんは小刻みに震えて カイくんのが俺の中で脈打つ
同時に中に暖かいのが流れ込んできた
アロハ
暖かいのがお腹で広がる
それはふたりが本当に結ばれたことを意味した
海
海
まだ息を切らしながらも カイくんは俺のことを気遣ってくれた
アロハ
アロハ
俺もまだ上がる息でそう答えた
海
繋がっていたものが抜かれる
アロハ
ちょっと寂しかった
でも抜くと中からカイくんのが溢れ出てきて
それを感じ取ると寂しさは消えた
海
海
アロハ
アロハ
少し恥ずかった
海
海
カイくんが笑った
海
アロハ
海
海
アロハ
俺は首を見せた
海
アロハ
海
海
いつもの優しいカイくんに戻った
海
海
海
自分でつけた跡に驚くカイくん
海
噛んだところにキスされる
アロハ
海
アロハ
アロハ
アロハ
海
海
手をぐっと引かれてカイくんに抱きしめられた
アロハ
海
海
海
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
初めて会った日のことを思い出す その時はまだ先生と生徒だった俺たち
よく知らないのに何故か惹き付けられて
担任の代わりだったはずなのに 俺のヒートがきっかけで 俺たちは身体を重ね合った 最初は身体だけの関係
でもすぐに 俺だけの先生じゃないって嫉妬
その嫉妬のせいで危ない思いもしたのに 先生は俺の事なんて責めずに助けてくれた
そして俺だけの先生になった
海
俺のことを後ろから抱きしめてるこの人は 今はもう先生じゃない
アロハ
アロハ
海
急な転勤だった 俺は不安と期待が入り交じっていて アロハと出会ったのはそんな時だった
初めて見たアロハは見るからにクラスの中心 だから目に止まったのかもしれない
俺はその時から勘づいてた アロハがオメガだってこと そこからアロハに関する問題が 次々にたくさん起きた
俺はその問題たちを 何故か黙って傍観することが出来なかった でもそれはアルファの性だったのかもしれない
でも初めて身体を重ねたあの日 俺に抱かれているアロハがあまりに綺麗で それが脳裏に焼き付いて 更にまた放っておけなくなってしまった
アロハ
海
海
アロハがいなくなった日 他の誰かに抱かれそうになった日 その時に自分の気持ちに気づいた
きっと初めて身体を重ねたあの日から 既にアロハの事を好きだったんだろうなって今は思う
生徒だったはずのアロハが 今は違う形で俺の腕の中にいる
海
カイくんは優しく微笑んでそう言う
アロハ
海
海
アロハ
口から出る言葉は文句なのに カイくんの表情は優しかった
あまりに愛おしそうに話すから こっちが恥ずかしくなる
アロハ
アロハ
アロハ
海
海
海
海
こうして俺たちは"番"となった
海
海
アロハ
アロハ
海
後ろからお腹を触ってくるカイくん
海
オメガでいる以上 俺の中では常に考えていたことだった もちろんその覚悟もあって"番"になった
アロハ
アロハ
海
俺らのところにコウノトリは来るだろうか
でも来ても来なくても きっとカイくんは 俺のことを大切にしてくれるんだろうな
海
海
アロハ
ちょっと照れくさかったけど嬉しかった
海
そう言って後ろから首にキスしてきた
俺、幸せものだな 本当に強くそう感じる
アロハ
海
アロハ
海
海
そう言うとカイくんが額にキスしてくる
アロハ
アロハ
俺は一方的にカイくんに抱きついた
海
海
幸せすぎて涙が出そう
泣きそうな俺に勘づいたのか 俺の顔は見ずに カイくんは抱きしめ返してくれた
海
来年もきっと これからも ずっと
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You’re the love of my life. あなたこそ一生愛する人
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𝐹𝑖𝑛.
コメント
4件
全話見たけど最高すぎる!!かいくんと、アロハが、番になってくれて良かった、、、(最高)