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美咲
バスが来るまであと20分か
そう呟きながら、美咲はカバンからファッション雑誌を取り出した
ページをめくっていると、美咲と同じ中学生の女の子がカラフルなジャケットをきている写真がめにはいった
美咲
これかわいいな。フードもついてるし、暖かそう
ジャケットの価格がかかれている。その金額を見て、美咲の表情が曇った
美咲
一万円かー。もうおとしだまほとんどつかっちゃったからなー
大きなため息をついて、次のページをめくる
美咲
あ、これならかえそう
色取り取りのジャケットの写真を見て、美咲の目ガパット輝きさせた
美咲
ピンクはさすがに子どもっぽいかな
美咲
赤もとなるとやっぱり派手すぎるし
美咲
これがいいんじゃないか？
突然、誰か手が茶色のジャケットの写真を指を指した
美咲
え・・・
美咲
直幸先輩？‼️
直幸先輩
あれ？俺の名前、知ってんの？
直幸は驚いた顔で、美咲を見つめる
直幸先輩
話すのはじめてだよな？
美咲
二年です。二年A組空の美咲です！
美咲は頬を赤くして自己紹介をした
美咲
直幸先輩はバスケ部のキャプテンで有名だから。試合で応援にもいったことがあります！
直幸先輩
オー。そっか、覚えてなくてごめんな
美咲
い、いえ直幸先輩を応援している女子沢山いるから、覚えてないのは当たり前です‼️
直幸先輩
はは。で、俺の選んだジャケットどうだ？君ににあっていると思うけど
美咲
私ににあう？
直幸先輩
うん！君はおとなしそうな感じだからさ。はでないろより、落ち着いた感じだからさ。
美咲
わっ、私も同じこと思っていました！
直幸先輩
ん？どうかしたのか？
直幸先輩
顔が赤くなってるぞ！風邪か？
美咲
いっ、いえだ、だいじょうぶです
美咲
直幸先輩もバスですか？
直幸先輩
ああ、いつも自転車なんだけど壊れて
美咲
そ、そうですか
美咲
直幸先輩
美咲は真剣な目で直幸先輩を見つめた
美咲
私、直幸先輩に言いたい事があります❗️
直幸先輩
言いたい事？
美咲
はい
美咲
（頑張れ❗️私勇気を出すんだ直幸先輩に気持ちを知ってもらうんだから！）
美咲
直幸先輩。私、あなたの事が好きです
直幸先輩
え・・
直幸が驚いた顔をする。
直幸先輩
好きって、でも俺たち、今日出会ったばっかりじゃ？
美咲
違うんです！私は中学校に入学してから、ずっと直幸先輩を見ていました！
美咲
いつも・・・いつも
直幸先輩
いつも？
美咲
ハイ！だからお付き合いしてもらえませんか！
十数秒間、直幸は沈黙していた。
美咲
（、どうか神様お願いします❗️私の思いを叶えさせて‼️）
大きく開いた美咲の瞳に、優しく微笑む直幸の姿があった。
１ヶ月後
美咲
（明日はバレンタインかー、）
美咲
（やっぱり、チョコはてずくりの方がいいよね。今度のバレンタインは特別だし！）
明子
ネェ、美咲
美咲は振り返った
明子
私の話聞いてなかったでしょ
美咲
あぁ、ごめん。なに？
明子
明日のバレンタインの事。直幸先輩と過ごすんでしょ？
美咲
わっ！明子、声、大きいって！
美咲は回りを見渡す
明子
大丈夫だって。もう、私とゆかだけしかいないから
そういってって、明子はゆかに指を指す
美咲
（ゆかも私も友達だ
ゆかはにやかに、笑いながら話を聞いていた。
明子
デサー、ドウナノ？バレンタインノヨテイハ
美咲
う、うん。せっかくだから、てずくりのチョコレートを作ろうって思ってるんだけど
明子
(へぇーてずくりねぇー。料理苦手じゃなかった？
美咲
う、うん、でも直幸先輩と恋人同士になって、はじめてのバレンタインなんだから！
そういって、頬を赤く染めた
ゆかが口をを開いた
ゆか
いやー、でもさ
ゆか
美咲があの直幸先輩と付き合える何てさ。美咲から直幸先輩と付きうようになったって聞いた時、ほんと、ビックリしたんだよ。どんな魔法つかったの？
美咲
魔法って、
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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