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それから何故か灰谷さんは毎日学校に登校するようになった
ただの気まぐれなのか
それとも暇つぶしに来ているだけなのか
それは私にも分からない
蘭
なぁー
蘭
お前ってなんかやってるなことねえの？
美咲
やってることとは？
蘭
習い事とか
美咲
ダンスぐらいですかね
蘭
へぇーお前ダンス出来んの？すげぇな
美咲
ありがとうございます
(๓´˘`๓)嬉しい
なんでだろう
あっダンスをやってることを褒めてくれたのは灰谷さんが1番初めだからだ
初めて容姿だけで褒められて嬉しく感じたんだ？
蘭
どうかしたか？
美咲
いや考え事をしてただけです
蘭
ってかお前友達いねぇの？
美咲
えっ？そう見えますか？
蘭
だってお前はっきり言わねぇじゃん自分からやって欲しいこと
美咲
そうですかね
蘭
親とかも普通だろ？
親が普通って
あっ灰谷さんが不良なのももしかしたら親が理由なのかもしれないな
まぁ勝手に決めつけるのは良くないけど
美咲
普通だと思いますよ
美咲
普通の基準がイマイチわりませんけど
蘭
じゃあお前親にわがまま言ったことある？
美咲
わがままってどんなことですか？
すると灰谷さんすごい顔で私の方を見た
えっわがままが知らないってそんなに変なことなの？
美咲
えっ？そんなにやばいですか？私？
蘭
やばいだろわがままわからねぇやつなんて俺初めて見たぞ
蘭
じゃあ１回もこれ欲しいとか言ったことねぇって訳？
美咲
そうですね
美咲
遠慮してましたねΣ(´ ∀`ﾉ)ﾉ
蘭
親に遠慮するやついんのかよ
蘭
初めてだわ良い親がいる家庭でそんなの聞くのは
蘭
じゃあ今日お前のわがままに付き合ってやるよ
蘭
放課後どっか行くぞ
美咲
えっいや悪いからやめときますよ
蘭
はいはい俺のわがままってことでいいから決まりな？
美咲
......はい
半ば強引に放課後遊ぶことになった美咲であった
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