コメント
24件
うわあああああ!💕 きゅんきゅんしましたあああ!!︎💕︎ 表現方もすごいく好きで……… 最高ですね!あかいとまと様🍅
素敵な物語だネ〜
主人公の気持ちの表現の仕方が 凄く細かく丁寧で、読みやすかったし 話に吸い込まれていく感じが とても良いと思いました!✨
桜の舞う季節
君と出会い
花岡
花岡
花岡
花岡
火野
火野
葉桜が咲く季節
花岡
花岡
花岡
火野
花岡
火野
君に、恋をした
そして、月日は流れ
先生
「明日どこ行く?」
「宿題、多っ!」
先生
先生
「はーい」
クラスの皆は
長い休みを前に 浮かれていたけれど
火野
僕は…
火野
花岡
夏休み前だからって
これでも 勇気出したんだよ?
火野
火野
火野
火野
花岡
火野
花岡
君の答えは
イエスでも
ノーでもない、一言
花岡
火野
花岡
花岡
火野
君は笑って言ったけれど
青く染まるその顔が
僕を不安にさせた
そして、今
僕らは 病院のロビーにいる
花岡
花岡
火野
火野
花岡
花岡
火野
火野
花岡
花岡
素直じゃなくて、ごめん
『君の顔を見たかった』
その一言が、どうしても 言えなかったんだ
花岡
花岡
火野
火野
花岡
一回り細くなった君に
どんな言葉をかければ 良いのか
僕には
わからなかった
花火大会 前日
花岡
火野
花岡
火野
花岡
火野
花岡
火野
火野
花岡
火野
火野
花岡
火野
1日のほどんどを
ベッドの上で過ごす君に
火野
「一緒に見よう」なんて
言えなかった…
花火大会 当日
火野
火野
花岡
火野
火野
花岡
花岡
花岡
火野
花岡
火野
花岡
花岡
君のすがるような声に
泣き出しそうな顔に
火野
「だめだよ」とか
「無理するな」なんて
そんな言葉 かけられなかった
花火大会の開始時刻を 待って
屋上に向かった
夜とはいえ、外は暑い
火野
火野
屋上
火野
火野
花岡
いつかと同じ
弱々しい声
花岡
花岡
火野
ひゅるるる…
ドーンッ!!
火野
花岡
周りを赤や青に染める 光の花は
隣に居る、君の頬を 明るく染めてゆく
火野
もう一度聞いたのは
花岡
隣に並ぶ君を 見つめていたから
火野
火野
火野
火野
火野
強がる君の手に
自分の手を重ねると
花岡
じんわりと冷たい手が
ほんのりと温かくなる
花岡
花岡
♯TELLER文芸部