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White Stage 𓂃 𓈒𓏸

12月16日 朝から、どこか空気が違った スタジオに入った瞬間、スタッフがバタバタしている 指示も短く、無駄がない

tatuya

なんか、本番近づいてきた感でてきたな

辰哉が小声で言う

shota

わかる。現場の温度が変わってきてる

今日は本番と同じ進行での通しリハ 照明、映像、音、すべてが一気に流れる やり直しは最小限 失敗したら、そのまま立て直す

音楽が鳴る カウントが入る 身体が勝手に動く

中盤翔太のイヤモニに一瞬ノイズが走った

ほんの一瞬

でも翔太は表情を変えず、辰哉の動きを視界に入れた。 辰哉も気づいていた。

目が合う 辰哉が、ほんのわずかにテンポを落とす

そのおかげで翔太は次の入りを正確に掴めた

曲が終わる 照明が暗くなる

スタッフ

今の対応、完璧でした

音響スタッフが言った

翔太はホッとしたような表情になる

tatuya

聞こえた?

shota

聞こえた。ありがとう

2人のやりとりはそれだけ

休憩中、翔太がイヤモニを外しながら言う

shota

本番だったら、今の一瞬で俺終わってたかもしれない

tatuya

でも終わらなかった

辰哉が即答する

tatuya

それが答えだろ?

その言葉に翔太が少しだけ笑った

午後のリハが終わり、外に出ると空はもう暗い 街は完全にクリスマスモードで、ツリーの光が滲んでいる

shota

あと9日か

tatuya

9日しかない、じゃなくて

tatuya

9日もある、な

翔太は頷いた

本番に近づく音が確かに聞こえていた

でもそれは不安じゃない

その音は成功の音だった

White stage #16

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