主の歴史 〜ありがとう〜

そう 私は____

せんていせいしんしっかん という

心臓に穴が空き 弁が逆になったりする病気だ

唇が紫になる人もいる

〜小学校〜

私は心臓の手術をした為 呼吸がいつもいつも 苦しかった

体育はろくにも出来ず… 持久走は普通の人より 何百倍も嫌いだった

しかも、私は逆さまつげだったため 手術をした もともとは、ぱっちりしていた目も 手術後は しゅっとした

キツネのようになってしまった

そう 冷酷な目だ

退院後はメガネをして学校に行き ２週間後には目の下の糸を抜いた それがとても痛かった

当時１年生だった私は今でも

あの痛さを

覚えている

最初こそ暴れなかったものの 内心、とても痛かった

なぜなら

麻酔無しで

糸を……

抜かれるからだ

目の前で…

〜中学校〜

けれど… 次に来るのは地獄の日々だった

心も体もボロボロだった時に会ったのが

すとぷり だった

死にたい

生きなければ

笑顔にできる

休んでいいんだよ

〜当日〜

あの手紙を読んでくれて 気持ちが分かっていたのかは 分からない

でも

ありがとう