青黄 あんま腐要素ないかも
苦手な方はここでばいばい👋🏻
地雷さんもここで👋🏻
ではどーぞ
春、それは桜が舞い落ちる季節
出会いと別れの季節
四季の中で最も人気な季節
そして、僕が1番嫌いな季節
だって、君がこの世からいなくなった季節だから
ちょうどこんな天気の日だった
温かい風が緩やかに吹いて
頬を優しく撫でる
そんな風に乗って飛んできた桜の花びらが君の鮮やかな水色の髪におりる
全く違う2色のはずなのにすごく似合ってて綺麗だったのを覚えている
黄
青
青
そう言ってはにかむ
君の笑顔が大好きで 僕も思わず笑顔になる
青
黄
黄
青
黄
青
黄
しばらく見つめあった後
黄
青
同時に吹き出す
そんな何気ない日常
でも幸せだった日常が僕は大好きだった
神様は意地悪
いつも僕から何かを奪っていく
小さい頃に思い描いた夢も
学校での居場所も
親からの愛情も
そんな時いつも君が取り戻してくれた
夢を一緒に探してくれた
居場所をつくってくれた
愛情を注いでくれた
でもそんな
そんな君までもが奪われた
その日は朝、君に会った時から胸騒ぎがした
青
黄
青
黄
黄
青
眠そうに目を擦る君の髪を整える
それ自体はよくあることだ
何故こんなにも胸がざわめくのか その時はまだ分からなかった
それは放課後になっても変わらなかった
いつも通る桜並木の交差点
ちょうど桜が満開なのか 多くの人が集まっていた
ベンチに座り桜を眺める老夫婦
スマホで撮影をしているカップル
本格的なカメラで風景を撮っている男の人
そんな中1人の子供が泣き出した
帰りたくないと駄々をこねてる
母親が必死になだめているが聞く耳を持たない
やはり子供の泣き声は注目を集める
段々と母親も焦りを感じ始めたのだろう
子供の手を引き強引に連れ帰ろうとする
しかし子供はその手を離れ、こちらへ走ってきた
子供が走る先には交差点があり
前方からはトラックが来ている
母親が大声で名前を呼び追いかけるが間に合わないだろう
頭では危ないとわかっている しかし体は動かなかった
でも君は違った
交差点に飛び込む君の背中
子供を押して道路の端におくる
キキーーッ
ドンッ
鈍い音が辺りに響く
目の前の光景がまるでスローモーションのように見えた
1呼吸おいて辺りには甲高い悲鳴があがる
黄
血の海が広がっている
今まで嗅いだこともないくらい濃い鉄の匂いに吐き気が襲う
黄
おい!救急車!!
可哀想に…
ぐろ…
周りの声は耳に届かない
ただひたすらそこに立ち尽くすことしか出来なかった
NEXT♡500〜
コメント
17件
あれ、気づいたら指が勝手にハート連打してる、?