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あの日の記憶最終回

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あの日の記憶最終回

1 - あの日の記憶最終回

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2019年10月04日

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伽那

桜!

どこにいるんだ桜...

伽那!

どこにいるの...

そうして2人の声が重なった瞬間目の前に眩い光が出できた

.......

......

.......

???

ここ..は?

そうして目が覚めた

???

.....は?

???

........はどこ!?

そしてようやく気がついた

夢を見ていたんだと

あの人が生きていた時の思い出

あの人が助けてくれていた思い出

あの人がいなくなったときの記憶

そう全てあれは過去にあった

「夢」

だったんだ...

ようやく気がついたのだ

本当にいなくなったのは....

あの日の桜が綺麗に散った夜の海でなくなったのは

彼だったんだ

か...な...

どうして...??

なんて伽那がいなくならなくちゃいけないの!?

どうして今更こんな夢を見るの!?

そして私は泣いた

泣いて泣いて泣きじゃくった

本当に伽那がいた時は楽しかったんだ

伽那が隣にいてくれるその日々だけで嬉しかったんだ

こんなにも人を好きになるって事を、失って苦しくなる事も

全部全部伽那が教えてくれたんだ

なのに私は.....

何も出来なかった

もっと一緒にいたかった

ずっと傍にいたかった

そう思えば思うほど私の涙は止まってはくれなかった

かな...

かなぁ....

いつの間にか私は彼の名前を読んでいた

まるで口が意志を持って動いているかのように

さよ...なら

そうさようならを言うんだ

別れを告て早く伽那がもうこの世にはいないことを認識するんだ

さようなら....

さようなら....

そして一瞬だけだったが目の前に伽那がいた気がしたんだ

そしてこう言っていた気がするんだ

「桜...ありがとう」

か...な

その一瞬だけでも私には気持ちが伝わった

そして私は生きる道を選んだ

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