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ネオン
ネオン
バンッ
ドアが閉まり3人とも出ていく
けちゃ
慣れた手つきで片付けを始める
すると30分も経たないうちに片付けが終わった
けちゃ
ずっと隅っこでうずくまっているちぐに手を差し伸べてみる
ちぐさくん
一瞬目を見開いてこちらを見る
だが
パシッ
僕の手は叩き落とされた
ちぐさくん
けちゃ
そう言ったちぐの顔は助けを求めていた
けちゃ
ちぐさくん
せっかくけちゃが助けようとしてくれたのに
でもけちゃも芸能界の人間のうちの1人
何がきっかけで何をしだすかわからない
そうだ、芸能界の人間なんて
信用出来ない
小さい時の俺はアイドルが大好きだった
ちぐさくん
ちぐさくん
テレビに出てたそのアイドルはいつもキラキラしてて…
そんなアイドルに憧れていつしか俺はアイドルになりたいと思うようになった
アイドルになるために努力をした
高校だって芸能活動OKのとこにした
そして今日が初めてメンバーと会う日!
ちぐさくん
心臓がバクバクしてる
ちぐさくん
行ってきます!
アイドルは本当に好きだった
あの時までは
ちぐさくん
初めて芸能人の入るオフィスにきた
すると俺の耳に大好きなアイドルの名前が入ってきた
ちぐさくん
びっくりして声がした方を向くと
ちぐさくん
俺の大好きなアイドルがいた
タバコを吸い女と肩を組んでいた
ちぐさくん
夢が崩れかけた
ちぐさくん
そうだ、俺は別にこの人と組むわけじゃない
今日は顔合わせ、みんなで仲良くなれればいいな!
ちぐさくん
俺は気を取り直し部屋へ向かった
どんな子がいるのかな
そんな甘い期待をしながらドアノブを握り扉を開ける
扉の向こうの景色に絶望する
俺の期待は叶うことなく虚しく散った
ネオン
ネオン
ネオン
ネオン