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母
ゆき
私は小さい頃から髪の色が薄ピンクだ
お母さんも思うさんも黒い髪の毛なのに…
髪の色がおかしいから私はお母さんたちから嫌われてるんだ
ゆき
私は黒い髪のお人形さんとお父さん、お母さんのお人形を作った
黒い髪のお人形はこの髪になりたかったと思いながら作った
黒髪だったら愛されてたのかな。。。?
私がこんな子だから愛されなかったのかな
母
モブ
母
お母さんは朝から知らない男の人とどこかへ行った
お父さんは
父
カチャカチャカチャ(パソコン)
父
ゆき
お父さんは一日中お仕事
…
私は黒い髪のお人形をもって
公園に出かけた
ブランコに乗りお人形と遊んだ
えへへー!
お母さんお父さん!次はかくれんぼしよ!!
ゆき
羨ましかった
私も遊びたい…
でも。。。
…
私は遅くまでずっと公園にいた
夜になったからおうちに帰った
お母さんはまだ帰ってきてない
お父さんもお仕事中
ゆき
父
私がご飯ができるまでお絵描きをした
ゆき
お母さんが帰ってきた
父
母
お母さんとお父さんはいつも喧嘩してる
…この絵を見せようとしたけどやめた
次の日もお母さんは朝から出かける
珍しくお父さんもお出かけしてた
私は公園に行った
お母さん、お父さんの人形、黒髪の人形、
夕方まで遊んだ
お父さんの声がして後ろを向いてみた
。。。
知らない女の子と遊んでた
お父さんはすごくにこにこしてた
ゆき
私は確信した
私はイラナイコなんだ
おうちに帰ってお母さんとお父さんは喧嘩してた
。。。
私が消えちゃえばきっと。。。お母さんたちは喧嘩しないんだ
私は何時間かかけて海に行った
思い出の場所。。。
初めてお母さんとお父さんで行った海
ゆき
私は少しずつ深いところまでゆっくり歩いていった
バイバイ…
私はそう言って海に飛び込んだ
私は夢を見た
お母さんとお父さんと隠れん坊をする夢を
すごく楽しくて
凄く嬉しくて
でもその夢は溶けてしまった
暗い場所に来た
少し歩いたらお父さんたちがいた
私を呼んでる
私は震える足を少しずつ前に出した
そして
あと数歩でお父さんとお母さんのところに
そしたら誰かに腕を引っ張られた
私はゆっくり目をあけた
そこには泣いてるお母さんと心配そうにしてるお父さんがいた
ずっと私の名前を呼んで
お父さんとお母さんは私を抱きしめた
私は横を見た
知らない女の子がいた
ニコッとその女の子は笑った
私は目から涙が溢れた
私はここにいていいんだって
愛されていたんだって
そう思いながら泣いた