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ちゃぽん、と水の揺れる音がする。
相変わらず凪は眠ったままで、俺たちがたてた波にゆらゆらと揺れていた。
潔
髪の毛がお湯に付かないようにキュ、と結んでいる彼に目をやりながら、俺は静かに尋ねた。
玲王は暫く目をパチクリとさせた後、「それはこっちのセリフだろ」と髪を結び終わらせる。
玲王
玲王
潔
潔
一瞬だけ、心做しか傷ついたような顔をして、「そーかよ」と湯船に浸かる玲王。
潔
ちゃぷちゃぷと右手でお湯を左右に大きく揺らしながら遊ぶ。
玲王はそんな俺を見ながら、なんだか嬉しそうに小さくため息をついた。
潔
玲王
玲王
潔
玲王
てっきり凪ロスで不幸な気分に陥っているかと思っていた(失礼)俺は、案外ケロリとしている玲王にほっと胸をなで下ろした。
玲王はそんな俺を見て、「それより、」と言葉を紡ぐ。
玲王
潔
凪と全く一緒の質問をしてきた玲王の目を、驚きのあまり無意識にじっと見つめる。
彼は、
玲王
と視線をさ迷わせた後
玲王
と顔を逸らした。
耳が、少し赤かった。
潔
潔
潔
玲王
潔
自然な流れで凪に目を向けると、彼は未だに水面でスヤスヤと眠っていた。
潔
天才はこういう所でも天才を発揮するのか…。
再び玲王に視線を戻すと、彼は少し怒ったように眉を顰めていた。
潔
潔
それに少し焦りながら、そっと玲王の顔色を伺うと、彼はグイ、と俺に顔を近づけて、泣きそうな目で言った。
玲王
潔
潔
潔
潔
いきなり何の話?!