記憶を辿って

『おはよ〜！』

昨日の約束通り 登校道中に例の公園に寄った

k r は b r に視線を移す 誰かさんってのは...w

k n が n k からメッセージを 受け取ったようだ

昨日のこと訊きたかったのに...

案内してくれた時も無理させちゃった...？

だとしたら隠すの上手すぎる

結構 n k のこと観察してるつもりだった

真剣な声色で b r は尋ねる

空気は瞬く間に重く変わった

『1人でどうにかしようとすんだよ...w』

昨日の k n の言葉が蘇る

結局俺らの考察は 俺らには解けない謎

答えを教えてくれる人はこの場にいない

正解を知るのは n k 本人だけ

『おはよ〜』

俺たちを含め クラスメイト間で挨拶を交わす

俺は自分の席で荷物を取り出し机に仕舞う

少し物が入ったままのバッグを 机の横にかけみんな元に駆け寄る

・ ・ ・

休み時間は盛り上がっていたけれど

授業は昨日に比べたら 悦楽が欠けていた

きっとクラスの中心人物なんだろう

消極的な俺とは大違い

活動的で初対面の俺にも優しい

...羨ましい