浅野君は皆のもの
そう分かってたはずなのに
もっと君を知りたい
この笑顔を独り占めしたい
望叶
学校1のモテ男 浅野 蒼 (あさの そう) × 恋をした事の無い少女 菊池 望叶(きくち もか) の純愛ラブストーリー(?)
春
慣れない新しい制服に身を包み 学校へ向かう
望叶
そこにはうちの学校の生徒手帳が 落ちていた
望叶
望叶
そこには 浅野 蒼 そう書いてあった。
望叶
望叶
入学式に生徒手帳を落とすなんてどんな子なんだろうと勝手に妄想が膨らむ
学校に着くと 何組かが書れている紙が 張り出されていた
紬
望叶
神崎 紬 かんざき つむぎ
彼女とは小学生の時、紬が転校してきたときからの付き合いで 今年で6年目になる
紬
望叶
望叶
望叶
望叶
紬
望叶
紬
友達ができるか不安だったから紬と同じクラスだと分かりとても安心した
望叶
3組の出席番号1番 浅野 蒼 そう書かれていた
望叶
紬
望叶
教室に入ると女子たちが皆同じ方向を見ていた。
教室の右前…
彼、浅野蒼さんの事を
望叶
紬
望叶
紬
望叶
望叶
紬
紬
紬
紬
望叶
紬
紬
紬
望叶
紬
紬
紬
望叶
紬
紬
望叶
紬
紬
望叶
だったら、教室で生徒手帳渡すのはやめた方が良いよな…
かと言って呼び出すのも…
先生
先生の呼び掛けで皆が席に戻った。
先生
入学式の説明などをされる
入学式だからといって特別なにかすることも無いので私は聞いたふりを しつつ
浅野さんの生徒手帳をいつ渡そうか悩んでいた
結局渡せないまま入学式が終わった
トイレからの帰り私は考えていた
今日中に渡さないと…
でも、いつ渡そう
このまま多分帰宅だよね…うーん
先生
望叶
先生
望叶
先生
先生は右足を先週骨折したらしく、 3階までのぼり取ってくるのはしんどいだろうと思い引き受けた
先生
望叶
分かりましたと言ったものの、 もう1人…とは?
資料室に入るとそこには人がいた
それも…
望叶
蒼
誰だこの人と言いたそうな険しい顔でこちらを見てくる
望叶
望叶
蒼
蒼
低い凛とした声だった。
なんで、私の苗字知っているんだろう?と思いながら
望叶
望叶
私は浅野さんの生徒手帳を渡した
望叶
望叶
望叶
蒼
蒼
蒼
浅野さんが少し微笑んだ
その顔はとっても…とっても
望叶
蒼
望叶
浅野さんの表情が少し険しくなる
望叶
望叶
あ、でも、綺麗って男の人に言う言葉じゃないよね…
望叶
浅野さんの笑い声がかすかに聞こえた
蒼
蒼
望叶
蒼
蒼
望叶
平然を装いつつ 心臓はドキドキしていた
蒼
望叶
蒼
さっきとは別の少し照れた笑顔に また、すこし胸がきゅんと鳴った
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!