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寝不足バンパイアと剣士。

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寝不足バンパイアと剣士。

1 - 寝不足バンパイアと剣士。

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2019年06月20日

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ヴィクトリア

ここは森ね。

ここには、魔物が出るらしい。

実際に、看板がある。

それと、誰のかわからない遺品もある。

そこを私は通る。

ガサガサ。

しげみから音がする。

魔物?

虎の魔物

がああああ!!

魔物だ。

美味しいかな?

虎の魔物

がああ!がああああ!

魔物は見えない何かでヴィクトリアに触れられないようだ。

何にしようかなー。

ステーキなんてどうかしら?

んー、唐揚げもいいなー。

んー、どうしよう。

あらあら、よだれが。

ヴィクトリア

じゅるるるっ。

虎の魔物

があああ!

ヴィクトリア

あなた、もういいわ。

ヴィクトリアは手を魔物にかざす。

ヴィクトリア

エフェクト。リーズ。

氷を作り出し、 それを魔物に飛ばす。

すると、魔物はすぐに凍りついた。

時間がたてば食べれるようになる。

何にしようかしら…。

私は人間とバンパイアのハーフ。

血だけではお腹も減る。

魔界からレシピ取り寄せようかしら?

ああ。やっぱりステーキ…。

唐揚げ…。

2つにしましょう。

そうしよう。

………ニヤッ。

ヴィクトリアは凍りついた魔物に手をかざす。

ヴィクトリア

エフェクト。エクスプロード。

魔物に張り付いていた氷が溶け、肉も焼けた。

ヴィクトリア

あら、これが一石二鳥というのかしら?

みちみち…。

もぐもぐ。

数分後。

口の回りを、魔物の毛皮で拭く。

ヴィクトリア

ごちそうさま。

行きましょうか。

剣士

おい!お前!

後ろから声がした。

とても力が入ってる声。

美味しそうな血が回ってそうな声。

ヴィクトリアはそれを抑え、あえて振り向かないで対応することにした。

ヴィクトリア

だれ?

剣士

村の剣士だ!

剣士

名前を言う通りはない!

剣士

そんなことより、魔物を食べていたな!?

ヴィクトリアは振り向き、剣士を睨み付ける。

ヴィクトリア

見たわね?

剣士

ひぃっ……。

私の食事を見られた。

生かしておけない。

ヴィクトリア

あなた、何歳?

剣士

……はぁ?

ヴィクトリア

いいなさいよ。

ヴィクトリア

負けるの悟ったんでしょ?

剣士

さ、30…。

剣士の胸辺りから、青い炎が出る。

ヴィクトリア

嘘はついてないわね。

剣士

わかるのか?

ヴィクトリア

余計な散策はしないこと。

ヴィクトリアは剣士に近づく。

剣士

………なんだ…?

そして、ポケットに手を突っ込む。

剣士

や、やめろっ。

剣士

くすぐったい…。

ヴィクトリア

あっ。

やっぱりあった。

ヴィクトリアは剣士のポケットからなにかを取り出す。

ヴィクトリア

これ、貰っていいかしら?

それは、あめ玉だった。

剣士

それが欲しかったのか?

剣士

……いいぞ。

ヴィクトリア

感謝。

ヴィクトリア

これはレモンね。

ヴィクトリア

保存の仕方がなってるわ。

剣士

……あんがとよ。

ヴィクトリア

あなた、もういいわ。

剣士

えっ?

剣士

ほんと?

剣士

まじっすか?

剣士

逃がしてくれるっ?

ヴィクトリア

そうよ。

ヴィクトリア

等価交換。

剣士

…は、はぁ…。あざっす…。

剣士の胸に黄色の炎が出る。

ヴィクトリア

…ま、いいわ。

ヴィクトリア

逃げたければ逃げればいい。ここで逃げれば、あなたの命は、今私が舐めて消えていく飴に等しいということになるのだから。

剣士

あんだと…?

剣士は剣を引き抜く。

剣士

剣士なめんなっ!

剣士

弓くらいなら跳ね返せるぞ!

ヴィクトリア

あら?そう。

ヴィクトリアは剣士に手をかざし、弓を生成し、それを射つ。

剣士

そんなものっ!

だが、弓は剣士に弾かれる。

ヴィクトリア

まぁ。本当だったのね。

剣士

どこまでもなめやがって!!

ヴィクトリア

あなた、赤色の炎が出てるわよ。

ヴィクトリア

深紅の炎の体験があるようだけれど?

剣士

なんのことだ。

ヴィクトリア

覚えがないのね。

ヴィクトリアは剣士に背中を見せる。

剣士

はぁぁ…!!?

ヴィクトリア

なら、あなたと戦う理由はないわ。

ヴィクトリア

私は行くわ。

何歩か歩くと、後ろから足音が聞こえはじめた。

そして、剣を首の前にくっつけられた。

剣士

いくら魔物を食らう魔女でも、首を斬られたら終わりだぜ…?

ヴィクトリア

………そうね。

ヴィクトリア

斬りたければ斬ればいい。

剣士は動かなかった。

しばらくすると、剣を収めてくれた。

剣士

これでおあいこだ。

剣士の胸に、手を置く。

剣士

ん…?

剣士

なんだぁ…?眠く……。

どさりっ。

ヴィクトリア

他の魔物に補食されなかったらラッキーね。

ヴィクトリア

一応ここら辺はいないようだけれど。

……満腹のせいかしら?

私も眠いわね。

すると、何処からか棺が飛んできた。

ヴィクトリアはその中に入り、目を閉じた。

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