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それからの日々も 特に変わりは無く 変化の無いまま、時が進んでいった。
相変わらず、蘭には避けられっぱなしだ。
…まぁ、その割には、何だか 蘭の顔が
会う度 赤かった気がするが……。
気のせい だよな…?
俺はそう思うことにした。
因みに、皆にはまだ言い忘れていたが、
今日は
『蘭に告白をする練習を 竜胆とする日』
だ。
俺は朝から、どこが心が浮かれっぱなし。
それと共に
練習したって どうせ振られるだけじゃねぇか…?
なんていう不安も押し寄せていた。
三途
それでも、1mmでも希望があるなら…
三途
三途
竜胆には、 『俺ん家で練習しよーぜ?』 と1週間ほど前から言われていたものだから
俺は約束より少し早い時間に 急ぎ足でアイツの家に向かった。
( 竜胆宅 前 )
ここが竜胆ん家か……
竜胆の家に行くのは初めてだった 故に 少し道に迷っていたが、
教えて貰った 住所に向かってみれば
竜胆の家らしきものがあった。
俺は、インターホンを押してみる。
ピンポーン ♪
竜胆
インターホンのマイク越しに 聞き慣れた男の声がする。
三途
竜胆
竜胆
三途
……。
ガチャ…( ドアの開く音 )
竜胆
三途
俺は 竜胆の家に足を踏み入れた。
( 竜胆宅 リビング )
竜胆
三途
そう言って、竜胆が指さした椅子に 俺は居座ることにした。
竜胆
竜胆
三途
竜胆
竜胆は 冷蔵庫の方へ向かうと
暫くして、2つのコップを持った竜胆が 戻ってきて
俺の向かい側の 椅子に座る。
竜胆
竜胆
竜胆
俺は言葉に詰まった。
気持ちとしては、" 好き " だが
矢張り、今まで " 好き " なんていう 愛情表現をしたことの無かった俺にとって
その言葉は 多少なりとも抵抗があった。
でも……
言わなきゃ……。
三途
俺がやっとの思いで そう口に出すと
竜胆は、一際 優しく…微笑んだ。
竜胆
竜胆
大きく息を吐いた後に 彼はそう言う。
三途
竜胆
竜胆
竜胆
何処か確信づいたような物言いに 俺の心に 多少の余裕が出来た。
気がする。
三途
三途
三途
竜胆
竜胆
竜胆
三途
竜胆
竜胆
三途
三途
三途
三途
三途
三途
三途
……
竜胆
三途
そこからは只管に 告白の練習をした。
三途
竜胆
竜胆
三途
三途
竜胆
竜胆
暫くはこんなやり取りが ループするかの様に 続いた。
竜胆は そろそろ飽きてきたのか さっきからスマホを弄りっぱなしだ。
それでも 俺は、
三途
と 言葉を繰り返す。
竜胆
そう 竜胆がボソッと呟いた。
それと同時に
ガチャ…
となる音。
蘭
蘭
聞き慣れた声と共に 向かってくる足音がそこにはあった
コメント
73件
やべぇぇぇ!
竜ちゃん諦めんなあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙